政治選挙(4)
2015年8月11日(火)
戦後70年
政治選挙×4
8月15日を迎えるにあたって、テレビや新聞は連日、戦後特集を繰り広げている。
かたや、日本人の約半数が、長崎や広島に原爆が投下された日にちを言えないという。
高校生のとき、日本史の授業時間がなくなってしまって、戦後までたどり着けなかったという記憶がある。大化の改新や鎌倉幕府ができた年号は憶えていても、日本の敗戦の日は知らないという現実。
ある女性タレントが、テレビの討論会で「戦後70年も経っているのに何を今更、日本国首相がなぜアジア侵略した反省の談話を発表しなければいけないのか?」という疑問を呈していた。
わたしは、強い違和感を覚える。
軍事政権から民主化運動によって、日本を含め、特にアジアの国々は経済発展してきた。これに伴い、韓国に対する従軍慰安婦問題など、国と国との対立から、個人と個人の関係に、歴史は変貌しようとしている。
戦後は終わってはいないし、戦争を知らない我々世代も、これからもずっと、次の世代に戦争の悲惨さを伝えていく義務と、今の平和を引き継ぐ義務がある。
道半ばだ。
かたや、日本人の約半数が、長崎や広島に原爆が投下された日にちを言えないという。
高校生のとき、日本史の授業時間がなくなってしまって、戦後までたどり着けなかったという記憶がある。大化の改新や鎌倉幕府ができた年号は憶えていても、日本の敗戦の日は知らないという現実。
ある女性タレントが、テレビの討論会で「戦後70年も経っているのに何を今更、日本国首相がなぜアジア侵略した反省の談話を発表しなければいけないのか?」という疑問を呈していた。
わたしは、強い違和感を覚える。
軍事政権から民主化運動によって、日本を含め、特にアジアの国々は経済発展してきた。これに伴い、韓国に対する従軍慰安婦問題など、国と国との対立から、個人と個人の関係に、歴史は変貌しようとしている。
戦後は終わってはいないし、戦争を知らない我々世代も、これからもずっと、次の世代に戦争の悲惨さを伝えていく義務と、今の平和を引き継ぐ義務がある。
道半ばだ。
2015年6月21日(日)
憎しみの連鎖
政治選挙×4
安全保障法案反対意見書の扱いをめぐって、本別町議会が意見書を否決したという記事を見た(十勝毎日新聞2015.6.20付け)。
しかし、慎重審議を求める意見書を可決した音更町でも、中身は賛成12に対し、反対7だったという。
さらに、帯広市は陳情不採択後、法案の徹底審議を求める意見書が提案される見通しとのことで、地方議会は混迷を極める状況だ。
憲法学者は集団的自衛権の行使容認の憲法解釈をめぐって、違憲との見解を表明している。
一見、反対を表明しているかのような民主党や維新の党も、集団的自衛権の行使そのもの自体については、賛成のようだ。
わたしは、戦争について考えるとき、いつも「憎しみの連鎖」という言葉を噛み締めることにしている。
古来から連綿と続く殺傷が、地域、国、世界を果てしのない戦争へと巻き込んでいく。
中東の紛争状態を伝えるテレビニュースでは、幼い子供達が、鉄砲を持たされて軍事教練に供させられる場面が流れている。
今、国会前では20代前後の若者が、安保法案改正に反対して、デモと集会を繰り広げている。香港では学生が民主化を求め、政府に対して抗議活動を続けている。
まともな若者達も大勢いるのだという妙な安心感に浸る。きっと、このような真摯で正義感あふれる青年達が、いつか世界の平和を築いてくれるのだと。
・・・・それを信じたい。
しかし、慎重審議を求める意見書を可決した音更町でも、中身は賛成12に対し、反対7だったという。
さらに、帯広市は陳情不採択後、法案の徹底審議を求める意見書が提案される見通しとのことで、地方議会は混迷を極める状況だ。
憲法学者は集団的自衛権の行使容認の憲法解釈をめぐって、違憲との見解を表明している。
一見、反対を表明しているかのような民主党や維新の党も、集団的自衛権の行使そのもの自体については、賛成のようだ。
わたしは、戦争について考えるとき、いつも「憎しみの連鎖」という言葉を噛み締めることにしている。
古来から連綿と続く殺傷が、地域、国、世界を果てしのない戦争へと巻き込んでいく。
中東の紛争状態を伝えるテレビニュースでは、幼い子供達が、鉄砲を持たされて軍事教練に供させられる場面が流れている。
今、国会前では20代前後の若者が、安保法案改正に反対して、デモと集会を繰り広げている。香港では学生が民主化を求め、政府に対して抗議活動を続けている。
まともな若者達も大勢いるのだという妙な安心感に浸る。きっと、このような真摯で正義感あふれる青年達が、いつか世界の平和を築いてくれるのだと。
・・・・それを信じたい。
2009年3月27日(金)
世論調査の疑問
政治選挙×4
2週間ほど前に選挙世論調査協力のはがきが届いた。
で、昨日、新聞に調査結果が発表されていた。
たぶん、調査を委託されていた会社の方は、調査期間の4日間、わたしが留守だったので、聞き取りをあきらめたものと思われる。電話に応対できるまで何回も電話をかけないのは、仕方ないと思うし、当然のことだと思う。
問題は、調査結果の公表にあると思う。情けない話だが、以前、仕事でこの種のコンピュータを使っての統計調査を任されたことがあるのに、データ数がどうだっか失念している自分が情けないのだが、標本数を公表していないのだ。一体何人の有権者から聞き取りしたのだろうか。
しかも、記事では、世論調査と記者の取材を総合して、終盤の情勢を探ったとありながらも、見出しに堂々とどちらが優位という物言いをしていて、別のページで割いているパーセンテージで示されている結果にどう反映されているかも不明だ。
もし、新聞社が公平中立というなら、統計的に有意なサンプル数を明記して、選挙結果を予想しなければならないのではないだろうか。
で、昨日、新聞に調査結果が発表されていた。
たぶん、調査を委託されていた会社の方は、調査期間の4日間、わたしが留守だったので、聞き取りをあきらめたものと思われる。電話に応対できるまで何回も電話をかけないのは、仕方ないと思うし、当然のことだと思う。
問題は、調査結果の公表にあると思う。情けない話だが、以前、仕事でこの種のコンピュータを使っての統計調査を任されたことがあるのに、データ数がどうだっか失念している自分が情けないのだが、標本数を公表していないのだ。一体何人の有権者から聞き取りしたのだろうか。
しかも、記事では、世論調査と記者の取材を総合して、終盤の情勢を探ったとありながらも、見出しに堂々とどちらが優位という物言いをしていて、別のページで割いているパーセンテージで示されている結果にどう反映されているかも不明だ。
もし、新聞社が公平中立というなら、統計的に有意なサンプル数を明記して、選挙結果を予想しなければならないのではないだろうか。
2007年6月2日(土)
生まれて初めての先生とセンセイ
政治選挙×4
今日は土曜日。
今、わたしは帯広市内の某小学校の体育館にいる。土曜の学校体育館開放事業というやつで、指導員という立場でこどもたちの遊ぶのを見守っている最中。なぜか、わたしは先生と呼ばれているのです。学生の頃、バイトで塾や家庭教師をやったこともあるけれど、その時は先生とは一度も呼ばれたことがないような気がします。ちょっぴりうれしいかな。
いまどきのこども達は集団で遊ぶのは得手ではないのかと思っていたけど、なかなかなものです。最初のうちこそゲーム機を持って一人一人な子もいるけれど、すぐに飽きて学年を問わず入り混じって、皆、ドッジボールやバスケットボールに興じています。
今朝のテレビニュースで、日本政府の意向を受けた教育再生会議が今度は土曜日も学校の授業を再開することを答申したようなことを報じてました。なんでも学力向上策の一環だとか。
政治家のセンセイもいい加減なものです。ついこの間までゆとり教育とかいって総合学習だとかもっと自然に親しもう、地域を知ろう、環境を考えようとか言っておいて。
気ままな政治に振り回される親も先生も気の毒です。
ボール遊びに熱中しているこども達のイキイキとした表情を見ていると、また、土曜日も勉強再開かいと思うと、ちょっぴりかわいそうです。
一番政治に振り回されているのは、この子供達なのかも知れません。彼らの未来に幸多きことを、心から祈らずにはいられません。
今、わたしは帯広市内の某小学校の体育館にいる。土曜の学校体育館開放事業というやつで、指導員という立場でこどもたちの遊ぶのを見守っている最中。なぜか、わたしは先生と呼ばれているのです。学生の頃、バイトで塾や家庭教師をやったこともあるけれど、その時は先生とは一度も呼ばれたことがないような気がします。ちょっぴりうれしいかな。
いまどきのこども達は集団で遊ぶのは得手ではないのかと思っていたけど、なかなかなものです。最初のうちこそゲーム機を持って一人一人な子もいるけれど、すぐに飽きて学年を問わず入り混じって、皆、ドッジボールやバスケットボールに興じています。
今朝のテレビニュースで、日本政府の意向を受けた教育再生会議が今度は土曜日も学校の授業を再開することを答申したようなことを報じてました。なんでも学力向上策の一環だとか。
政治家のセンセイもいい加減なものです。ついこの間までゆとり教育とかいって総合学習だとかもっと自然に親しもう、地域を知ろう、環境を考えようとか言っておいて。
気ままな政治に振り回される親も先生も気の毒です。
ボール遊びに熱中しているこども達のイキイキとした表情を見ていると、また、土曜日も勉強再開かいと思うと、ちょっぴりかわいそうです。
一番政治に振り回されているのは、この子供達なのかも知れません。彼らの未来に幸多きことを、心から祈らずにはいられません。
<< | >> |