201574(土)

今日も百姓です


今日も百姓です

 農家の仕事は多種多様で百姓と呼ばれる所以がわかります。

 今日は、休眠蔵状態になっていた倉庫の屋根裏に続く階段を設置。今までは、壁づたいに掛かっているハシゴを両手両足でよじ登っていましたが、ずっと使っていなかったプレハブハウス用の鉄階段を移設する計画。
 とても一人では無理なので、隣人にローダー付きトラクターといっしょに手伝ってもらいました。さすが元整備士の農家です。鉄の階段をトラクターで持ち上げ、溶接も完璧です。

 圃場の方は、アスパラ畑に堆肥を散布しました。スコップと一輪車で少しずつ、長い道のりです。
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 ビニールハウスの中では、順調に葉物野菜が育っています。
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 本日から「ちょい辛ミックス」、「浅漬けミックス」、「ヘルシーミックス」を帯広競馬場にある「とかちむら産直市場」へ出荷します。そのままサラダとして、またお浸しとか。
 今日の我が家はこれら野菜の味噌汁です。ハウスの中で育ったので、柔らかくしかもシャキシャキ感が初夏の訪れを感じます。



201572(木)

地方(田舎)物件のわたしの投資手法


 別に大上段から大見得切ってのお話ではありませんので、このタイトルを見て期待している方には申し訳ないですが。

 すでにわたしはサラリーマン時代から数えて、土地・建物物件を10件以上購入、うちいくつかは売却しています。
 ただ、全てが投資目的ではなく、その時々でそれなりの事情、将来はそこにも住居を構えて2居住移住しようとか、娘のために学校に通うのに便利とか、他人にとってはちょっと理解しがたい理由もあったりもします。
 いつだったかは、たまたま変形区画地で買い手がつかないということで、たまたま自分に手持資金があって、つい購入してしまった。けれど、その物件の目の前に清流があり、どうしても欲しいという人が現れて、破格の値段を提示されて、欲にかられ、すぐに売ってしまったりとか、計画性のあるストーリーは、正直これまで描き切れてこないまま今日に至るというのが本音です。

 そんなわたしでもここ数年は将来の生活安定を見越して購入もしてきました。それでも、結局、空室に耐えかねて売り払ってしまうという愚行も相変わらずです。入居者の方にとっては信頼のおけない大家さんということになりますね。

 宅地造成事業も起業してから2度手掛けました。ミニ開発とはいえ、最後の宅地が売れるまで、夜中に何度も不安になって目が覚めたのを今のことのように思い出します。
 都会の分譲区画マンションも購入しました。うち1戸は今も所有していますが、階上から見る都会の景色は、田舎者にとって華やかできらびやかな世界です。
 農家が離農した家屋からは、老夫婦の若き時代のモノクローム写真が箪笥の引き出しの奥にひっそりと挟まってました。自分は彼らの先祖伝来から想いの積もった屋敷を、これからも果たして守っていくことができるのだろうか?

 これまでのわたしの投資手法は振り返ってみると、意図的では全くなかったにしろ、「物件の入れ替え」といったところでしょうか。
 これは金融機関に対しても、売却購入を繰り返すことにより、結果的に融資残高をそのまま保ち、今後の審査基準枠を確保できるという一面もあるかと思っています。もっとも担当者にとっては審査手続きを含め、煩わしさが増加するのは間違いありませんが。

 偉そうに言わせて貰えば、事業をするということは単に借金をするということではありません。現存の部門の見直しつつ、将来に向けて発展性ある分野に投資をする、この組み合わせではないでしょうか?ときには運転資金という名目で自転車操業に陥ってしまう場合もあるかも知れません。

 わたしの事務所の屋号は英語表記でoffice FARMです。
 このうちFARMのMの意味はmultiplication(マルチプリケーション)です。カッコつけやがってとお思いでしょうが。全くその通りです。起業した頃の若気の至りというか、今思うと気負いすぎという感じです。
 ただ、この意味は掛け算です。今流行りの言葉で6次産業とか言われてますね。1次、2次、3次産業の足し算ではなくて、掛け算ですよということの意味だそうですが。
 わたしの場合は、FARMのそれぞれの頭文字、F:農業(Farming)、A:建築(architecture)、R:不動産(Real-estae)、これを掛け算して融合した何かができないかという発想でした。
 10年かかりましたが、このうちの2つ、「農業」と「不動産」の融合の第一歩の道筋は見えてきました。

 わたしの場合、不動産仲介だけでは、ユーザーはより安心感のある大手に持って行くし、そこに頼る。農産物の仕入れ卸しだけでは、手数料収入が低すぎて、人件費が賄えない。不動産媒介手数料は3%で率としてはそんなんでもないですが、農産物卸販売は単位当たりの価格が不当に安すぎて、1本100円の大根が売れたとしても、わずか10円も身に入らない。これって、100本売っても千円?

 なので、わたしがこの10年で得た今後の事業展開の方向は、不動産事業はリスク覚悟で物件購入も手がける、しかも、取り扱い手数料が低く、権利関係が面倒くさくて、一般の不動産業者が扱わない田舎物件も仕掛けていく。
 仮に、わたしに手持ち資金として1千万円あるとしたら、東京23区の区分ワンルーム中古マンションを買うより、十勝の空気の澄んだ郊外のボロ物件を購入するでしょう。わたしにとっての資産価値とはそんなものです。

 そこで農業関連事業を切り開き、農産物は自らも生産して、プロ農家が作らない端境期または小面積のものを手がける。

 わたしなりの結論です。



2015621(日)

憎しみの連鎖


 安全保障法案反対意見書の扱いをめぐって、本別町議会が意見書を否決したという記事を見た(十勝毎日新聞2015.6.20付け)。

 しかし、慎重審議を求める意見書を可決した音更町でも、中身は賛成12に対し、反対7だったという。
 さらに、帯広市は陳情不採択後、法案の徹底審議を求める意見書が提案される見通しとのことで、地方議会は混迷を極める状況だ。
 憲法学者は集団的自衛権の行使容認の憲法解釈をめぐって、違憲との見解を表明している。
 一見、反対を表明しているかのような民主党や維新の党も、集団的自衛権の行使そのもの自体については、賛成のようだ。

 わたしは、戦争について考えるとき、いつも「憎しみの連鎖」という言葉を噛み締めることにしている。
 古来から連綿と続く殺傷が、地域、国、世界を果てしのない戦争へと巻き込んでいく。
 中東の紛争状態を伝えるテレビニュースでは、幼い子供達が、鉄砲を持たされて軍事教練に供させられる場面が流れている。


 今、国会前では20代前後の若者が、安保法案改正に反対して、デモと集会を繰り広げている。香港では学生が民主化を求め、政府に対して抗議活動を続けている。


 まともな若者達も大勢いるのだという妙な安心感に浸る。きっと、このような真摯で正義感あふれる青年達が、いつか世界の平和を築いてくれるのだと。

・・・・それを信じたい。



2015618(木)

イモが消えていく!


イモが消えていく!

 やっちゃいました。

 草取り不要!と意気込んで植え付けしたジャガイモでしたが、暑さのためか芽が出揃いません。たぶん黒マルチのせいで、土中が異常に高温になり、芽が焼けてしまったようです。

 急いで補植しましたが、間に合うかどうか。

 昔、農協にいたとき、農家数軒にハウスの中でトンネル栽培して早獲りでまだ市場に出回らないうち、確か7月上旬には販売できた経験があったので、そのことも念頭にあったのですが。
 これじゃあ、一般農家よりも収穫時期が遅くなってしまいそう。

 やはり、見るとやるのは大違いですね。

 ただ、今回勉強になったのは、品種によって熱に対する芽の抵抗性に違いがあるようです。
 メークイン、インカのめざめ、ジャガイモキッズパープルは比較的強いのに対して、
 
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 とかちこがねを筆頭にしたこがね系はほとんど芽が消えてます。やはり適地適作ということでしょうか。
 
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 でも、カボチャと枝豆は順調に芽が出ていてホッとしました。
 
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2015529(金)

ホウレンソウ収穫


ホウレンソウ収穫

連日、ビニールハウスで栽培しているホウレンソウを収穫しています。
とりあえず、帯広競馬場にある「とかちむら産直市場」に出荷させていただいてますが、生産量が出荷量に追いつきません。

どなたか収穫体験含めていらっしゃいませんか?



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 ABOUT
office FARM
代表:帯広畜産大学卒、十勝の農協へ就職。その後新聞社に転職、2006年独立起業。デベロッパーも手がけ、産直の立ち上げにも関わる。今は無農薬での農園経営に魅了される。




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