201553(日)

追悼


追悼

                  撮影地[音更町鈴蘭公園]


 突然、訃報を聞く。

 元の職場の同僚が40代半ばの若さで亡くなった。

 早すぎる死だった。彼女がここ十勝の町々の文化活動に貢献した功績は、これからも表立つことはないだろうが、あまりに大きい。
 北海道とは縁がなかった彼女だったが、大学入学を機に帯広と深く関わることとなり、その半生に及ぶ業績は、十勝文化功労賞にも匹敵するものだ。

 元々、就職は音楽会社志望だったと聞いたことがある。そのセンスで、花火大会のプログラム編成や講演会の司会進行もこなしていた。介護福祉イベントや花いっぱい運動の立ち上げなど、企画力も凄まじかった。また、デスクワークにおける膨大なデータをこなす能力も並外れたものがあった。すでに廃刊となってしまったが、十勝の企業人名年鑑の校正を毎日深夜遅くまでこなしていたのが、今となってはせつなくも感じられる。

 帯広では4月26日に桜の開花宣言が出された。例年より4日早いそうだ。病室の窓から、果たして、彼女はその満開の花々を眺めることができたのだろうか?

 大学では植物学研究室に在籍し、仕事でもコンテナガーデンを自ら製作していた花好き。そういえば、「十勝名木百選」の実施の際にも、だいぶ目上の写真家の手配やら采配にも、彼女の見事な調整力が発揮されていた。

 数年前に、部署が異動になった事実を、不覚にも彼女が関わるフリーペーパーで顔写真を見つけて知った。今に思えば、この人事が適性だったのかという思いでいっぱいだ。



2015414(火)

農業1年生 ハウス作業


農業1年生 ハウス作業

 丸1日かかって、温室の天井ビニール張りを終えました。残り3棟。
 なんせ、奥行きが50mもあるので、農業1年生の我が身1人では、しんどい作業です。
 
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 この後は、約1週間程、温室内の土壌を乾燥させ、ロータリーで整地する予定です。


 ひと息ついて辺りを見回すと、フクジュソウが一面に咲いていました。この花が咲くと十勝にも春が来たという実感が湧きます。
 
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2015331(火)

理想の店舗


理想の店舗

 場所は、神奈川県のとある都市です。

 そこにわたしが目指す理想の業態がありました。

 不動産仲介店舗と併用して、軒下で野菜売り場を構えているのです。
「不動産」と「野菜」というのは、私もやっているのですが、1単位当たりの儲けを考えると桁が違いすぎて、農家というのはいかに商売にならないかということを痛感させられます。なので、逆説的に考えて、この両者を組み合わせることの意味は大きいです。

 ところで、このお店、写真ではわかりませんが、横に周ると雑貨屋を開いていたりと、もしかすると、この不動産屋のオーナーが、フリーマーケットをやっている人たちに軒先を貸しているのかとも思います。
 たぶんこの日は祝日だったので、自分のところは営業しないので、無料で地域住民に開放しているのかも知れません。

 わたしは不動産仲介が本業ですが、開業当初、不動産業1本だけでは不安だったので、前にいた会社の一部業務委託、中古トラクター販売、産直店長、野菜卸売りなど、さまざまな経験をさせていただきました。
 未だ柱となる業種は見つかっていませんが、そのどれもが新たな人のつながりを導いてもらい、感謝の連続です。

 今年は、これらの経験を生かしてというか、ずっと前からやりたかった農業をやります。当分、経営するというところにまでいかないかもしれませんが、がんばってみます。



201535(木)

消費税がウン百万円


 確定申告の真っ最中ですね。

 というわけで、本日会計事務所から帳簿決算の報告があり、消費税でウン百万円支払う羽目になりそうです。

 お恥ずかしい限りですが、消費税のことは全く念頭にありませんでした。実は、昨年ある物件を売却したんですが、さすがにわたしは不動産業を生業としているので、譲渡益税のことは把握してましたが。

 会計事務所からは、4月に口座から自動引き落としなりますとのこと。

 どこにそんな金があるの?
 怒り心頭なので、恥も外聞もなく言ってしまいますが、昨年度の収支はトントンの状況なのに、なんで国にこんなに税金払わなくてはいけないの?という感じです。

 わたしの場合、他の保有物件も来年以降に売ると、消費税が建物に対して課税され、さらに再来年になると10%になる?

 こうなったら、他の資産は今年中に売却すれば、消費税は課税されないので、全部処分して廃業したほうがよいかもと、わたしの頭の中は自暴自棄状態です。

 皆さんも、消費税課税業者になるなら、とことん税理士さんと相談したほうがよさそうです。



2015226(木)

空家対策法施行される


空家対策法施行される

 わたしが以前より関心を持っていた「空家等対策の推進に関する特別措置法」(空家対策特措法)が、本日2月26日に施行されました。

 空家対策特措法は、「倒壊等著しく保安上危険」「著しく衛生上有害」「著しく景観を損なっている」状態の空家を「特定空家等」等と指定することで、各自治体が除却、修繕の勧告や命令をできるようにした法律です。

 また上記の「特定空家等」に指定された場合は、固定資産税等の優遇措置から外れることになりました。その場合、固定資産税は6倍に跳ね上がることになります。

 これにより、固定資産税等の優遇措置のために、敢えて建物を解体せずに長期に渡って空き家を放置してきた所有者は、今後、解体等処分を含めた何らかの対応が迫られます。

 ただ、わたしのような不動産関連業者にとっては、絶好の好機ともとらえられます。売買または賃貸の仲介はもとより、遠くに離れて居る所有者に代わって空き家を管理するサービスや空き家バンクの創設、空き家の修復可能性を診断しリフォームを提案するなど、新ビジネスが続々と誕生する可能性があります。

 すでにわたしは、長く空き家であった古い住宅を買い取り、賃貸物件として貸し出している物件を5件ほど所有しています。やってみて意外だったのは、躯体に対するクレームがほとんどないということです。借主は古いから仕方ないと思って敢えて大家に申し出ないのかとも思いますが。

 地方創生に向けた田舎の活性化に一役買えれば望外の喜びです。



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 ABOUT
office FARM
代表:帯広畜産大学卒、十勝の農協へ就職。その後新聞社に転職、2006年独立起業。デベロッパーも手がけ、産直の立ち上げにも関わる。今は無農薬での農園経営に魅了される。




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