2007417(火)

ウォッシュレットと日本人


TOTO製ウォッシュレットの一部で発火が確認されたとの記事が載ってました。
一瞬、自分の家はどこのメーカーだったかなあと思い出せず、トイレに駆け込みました。

なんでも、日本における温水洗浄便座の普及率は約6割とのことで、世界でこれほど浸透している国はないのだとか。確かに、アメリカ視察に行って見た、何億円もするというモデルハウスのどれにもウォッシュレットはなかった。日本の高い普及率の一番の要因は、日本人の清潔志向にあるみたいで、新聞紙やざら紙で尻を拭くなんていうのは、ご法度の時代かもしれない。
 以前、離島の民宿に子供たちと泊まったとき、便所が汲み取り式で用がたせないと、かれらが嘆いていたことを思い出しました。

でも、ウォッシュレットを使うことで、確かにケツはいつもきれいでも、消費電力量や洗浄水量はバカにならなくて、特に水は家庭で使う4分の1を占めるのだそう。

我が家も買い替え時がせまっている。今度は環境配慮とかCO2削減のため、消費電力ができるだけ少ない製品を選ばなくては。というよりも、節約のためか。



2007410(火)

マルハナバチの功罪 ----販売者からの視点----

農業×10

 ビニールハウスや農場から逃げ出した外来種のマルハナバチを、外来生物を駆逐して日本の生態系を守るということで、農協や環境団体が捕獲するという記事が出ていた。

 責任をとってということなんでしょうが、もうひとつの責任をとるべき者の存在が浮かび上がってこないのは、どうなんでしょうか。
 このハチは元々、商社がオランダから輸入したもので、農家から生態系に影響の是非を聞かれたときも、このハチは越冬できないので心配ないといってたはず。責任の一端はこの商社にもあるはずなのに、この問題が取り上げられていないのはおかしい気がする。

 確か、もう二十数年になると思うが、当時、自分は農協のまさにこれを導入した張本人なので、よく覚えている。(先駆的な)農家の青年たちを招いて、導入するメリットを説いた説明会を開いたものだ。そして、このハチたちはよく働いて、農家の労力低減につながったのは確かだったように思う。

 つい最近の新聞によると、商社が集まり、そのどこかの会長を理事長に据え、NPO法人を設立して、強い経営体質の農家をつくるとか。また、人材派遣大手が農業ビジネススクールを開校してプロ農業者を育てるとかいっている。

 なんか、ちゃんちゃらおかしい。

 片方で、農家をだましてビジネスで儲け、適当に飯の種としてちやほやしておいて、もう一方の表立った顔では、NPOや学校を作って、さも私たち経営のプロはどうにも自立できない農家を見限って、自分らの意に染まったビジネス農業を作り上げましょう、みたいなのが見え隠れしませんか。

 財界の方々は、定年帰農だとか団塊就農とかいって、永遠に夢を追っている弱きオッサンたちをビジネスのエサにして、儲けようとしているのでは。

 わたしも含めて中高年の皆さん、おいそれと甘い蜜に誘われてはいけませんよ。今度は、自分が捕虫網で得体の知れない人たちに捕まって人生おわりということのないように。



200747(土)

家に名前を付けよう


 お墓参りに行ってきました。

 で、もう何回も見ているはずなのにあらためて気付いたことが。

 それぞれのお墓に別々の家紋が刻まれていることを発見。うちのは円の中に黒丸が九つ並んでいました。家に帰って調べたら、だんだんその由来にはまってしまいました。
 昔、戸籍謄本を先祖まで遡って、遠く礼文島や山形の役所に問い合わせて調べたことがあったけど、家紋の紋様で、ある程度自分の血の流れがわかりますよ。今度は母方の家紋を調べようと思います。

 アメリカでは、大きな家を持つことが住人のステータスシンボルとなっている。3年前にアメリカコロラド州で見学した豪華な住宅には圧倒された。居並ぶ億単位のモデルハウスでは、地下にはワインセラー、2階の奥にある部屋はフィットネスルームが申し合わせたように備え付けてあって、思わずここに入居するであろう、ワインを飲みながら肥満を気にするアメリカ人の姿を思い描いてしまった。
 でも、イギリス人は住まいはほどほどの大きさでよいと考えている。だから豪華で目新しい家にはあこがれない。そして、家に愛着を持つイギリス人は家に名前をつける習慣があるみたいだ。

 家紋は日本独特の文化らしい。皆さん、自分の家の表札に加えて、家紋のプレートを玄関に掲げてみては。けれど、縁起悪い、かな。



2007330(金)

美しい村


 雪解けの清水町へ向かう農道を走りながら、泥と糞尿にまみれた牛を見つつ、こんなことを考えてしまいました。

 どこかにそんな村はないだろうか。

 糞尿を使ったバイオガスで、暖房や給湯などの熱エネルギーを、完全自給している村。
 集落にある家のデザインは、原色や人工的なサイディングでない外壁が使われていて、庭には壊れた農機具が放置されていない、できれば芝生が張り巡らされている。
 アプローチはぐちゃぐちゃの泥道ではなく、赤や緑の色砂利を敷き詰めるとか。
 畑には多少の雑草も生えていて、自然と対峙しない多様性も認める環境共生型の農業をめざしている農家の人たちがいる風景。

 きっとそんな農山村は景観も美しいだろう。

 とうてい大規模農業をめざしている十勝では望むべくもないかもしれないが。
 せめて、農的暮らしの場をデザインする職業がもっともっとできることを祈りたいと思います。



200738(木)

競売に行ってきました


 競売入札に参加しました。

 会場には、40人ほどが集まっていましたが、プロの代理人風の人やら、新聞記者(グリュック王国の入札がないとアナウンスされた時点で帰ってしまった)、投資目的の人など、目的はさまざまなよう。

 今回はあまり面白い物件がなかったせいか、概ね最低価額の2割から3割高で落札されました。ただ、中には最低入札額の倍の物件もあり、その高額でも落としたい魅力は何なのでしょうか。

 以前、勤めていた会社で、ある物件を落としたことがあったが、落札が決まる瞬間、とてもドキドキしたのを思い出しました。落とせなかったらどうしよう、入札の設定額はいくらにしたらいいんだろう、とか。

 皆さんも一度参加してみては。でも、あんまり一般の人が参加したら、わたしの商売のパイが小さくなってしまうのでしょうが。



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 ABOUT
office FARM
代表:帯広畜産大学卒、十勝の農協へ就職。その後新聞社に転職、2006年独立起業。デベロッパーも手がけ、産直の立ち上げにも関わる。今は無農薬での農園経営に魅了される。




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