2012222(水)

ゆるら・・・

タレントの風見しんごさんが27年ぶりにCDを出した。
タイトルは「ゆるら」変わった曲名だ。
この曲は5年前、交通事故のため、わずか10歳で亡くなった娘さんへのメッセージでもあり、他にも自分と同じように愛する人を亡くしてしまった人たちへの励ましの曲でもあるようだ・・・
娘さんが、いつものように「行ってきます!」と家の玄関を出て、すぐに交差点でトラックに轢かれて即死の状態を目撃したご家族は風見しんごさん以外は未だに交差点を渡ることができないのだと言う。

風見さんは、娘さんが亡くなる晩も、子どもを持つ父親なら誰もがそうであるように仕事から帰って来てから、子どもの寝顔を見て「お父さんがお前を守ってあげるからね。必ず、幸せにしてあげるからね。」とわが子に頬を摺り寄せ、つぶやいていたという。
娘さんは寝ながらも父の気配を感じ、「人が寝ているのに、パパったらうるさいんだよ。」と母親に嬉しそうに、翌朝話していたという。
それなのに、わが子の命を守ってやれなったと風見さんは涙ぐみながら、当時のことを語っていた。

「ゆるら」は、娘さんが亡くなった日、雪が降っていた様子を表現したものらしい。
「ゆらゆら」ではなく、ゆっくりと優しく「ゆるら、ゆるら」と雪が落ちてきた。と・・・

風見さんの娘さんに対する優しい思い、深い愛情が伝わるいい歌でした。亡くなってもまだ、わが子への思いは消えない。愛しいわが子は、今この手でつかめなくても、いつまでもわが子なのです。

どうか、目の前にわが子がいるのなら、わが子の手をつかめるのなら、絶対にその手を離さないでほしい・・・

                by サビタ






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