2008212(火)

ドミノ倒し・・・

先日の「医療難民」に続く「とうとう、帯広にも・・・」のブログが、結構皆さんの関心を引いていたようなので、引き続き、地域医療の「ドミノ倒し」について語らせてください。

皆さんは、お気づきでしょうか?
次々と崩壊していく地域センター病院が、北海道の端の市町村から始まっていることを・・・
すでに、産婦人科・小児科は一部の地域センター病院からなくなったところもあり、地域によっては自分達の住む町の病院で子どもを産むことが出来なくなってきているのです。
では、その町の人たちは、どこで子どもを産んだらよいのでしょうか?町に腕の良い!?お産婆さん(今は、助産婦さんといいますね。)がいれば、そちらにお世話になるかもしれません。
でも、ここ数十年、日本国民は病院でお産するのが当たり前になっているのです。皆さんは、病院で産みたいと願うでしょう。母子の産後の状態も心配です。
そうなると、隣町の病院に行きますね。隣町は、自分の住む町よりも大きいか?大きい町、市ならばまだ、地域センター病院の産婦人科・小児科が機能しているかもしれない。
しかし、函館が、釧路が、北見が、北海道の主要都市のセンター病院がすでに持ちこたえられずに崩れ始めています。
今、帯広にも暗い影を落とし始めています。

北海道の大都市は、やはり「札幌」でしょう。札幌には、医者を育てる大学がいくつかあります。医学生は卒業すると、大学の医局に入り、大学の医局は地方大学の義務を果たすべく、医局員を地方病院に派遣してきました。
しかし、今若い医師は条件の良い中心都市の病院に流れ、大学の医局には入らなくなった。そのため、地方病院に派遣できる医師が足りなくなってきたわけです。
札幌に近い市町村は、札幌から通勤できると言う理由からか、あまり医師不足の話をききません。
それが、まさに「ドミノ倒し」なのです。北海道の端から、中央に向けて・・・

今になって道の行政機関も慌て始め、道内各地域に根付く医師をどう育て、確保するか対策を考え始めています。
今、早急に取り組まなければ・・・最後は、札幌だけでしか皆が望む医療は受けられなくなります。

                          by サビタ







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