2008411(金)

shicko(シッコ)

先日、映画「shicko(シッコ)」を観ました。
「shicko」とは、思わず変な想像をしてしまいますが、英語の「sick」の俗語でつまり「病気」の意味。
この映画はアメリカでもかなり反響を呼んだ映画なのですが、日本では劇場公開されずに終わりました。ですから、私はレンタルで貸し出されてすぐに、借りてきて観たわけです。

この映画は、作られたものではなく、ドキュメント映画です。出演者は、まさに病気や怪我をしたご本人。
で、映画として何を訴えたかったかと言うと、アメリカの保険医療の実態です。

それを観た時には、思わず「信じられない」と言う言葉が連発して出てくるほどひどい実態なのです。

国民健康保険という制度が失われた結果、皆個人で医療保険に入ります。しかし、営利主義の民間保険には誰でも自由に入れるわけではありません。掛け金が高くて保険に入れない人もいますが、過去何年にも遡り、既往症があれば保険に入ることもできません。太っているというそれだけでも、保険に入ることができないというのです。

保険に入れなければ・・・もし万が一、病気や怪我になった時、すべて実費を自己負担で支払わねばなりません。

60代の老夫婦が、保険に入りたくてあちこちの保険会社をめぐり、「やっと入ることができます。」と涙ぐむシーンなどもありました。
また、指を2本切断した方が病院に行き、指を接合するのに片方の指は1200ドル、もう片方は6000ドルと言われ、1200ドルで接合できる指だけを治してもらったというシーンもありました。

カナダでは、医療費が全くタダなので (もちろん、その分税金を納めねばならないのでしょうが) 5本の指を切断した方が、すぐに5ほんの指を接合してもらい、今は普通に生活しています。というシーンも盛り込まれていました。

とにかく、日本国民もこの映画は是非、観るべきでしょう。
今、アメリカの医療制度を取り入れようと、外資系の保険会社がどんどん日本に入り込んでいます。

「信じられない!」このアメリカの実態は、真実です。
そして、日本もまた同じ道を歩もうとしている・・・
私達は、この危機をなんとか「打破しなければならない!」のではないでしょうか?
今ならば、まだ引き返せるような気がしますが・・・

                           by サビタ









 コメント(2件)コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます 
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています

ユーザー登録すると?
  • ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
  • 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。






 ABOUT
みんなの大塚とおる
大塚とおる(帯広市議会議員)後援会の活動をお伝えしたいと思います。
テーマは真面目に、楽しく、です。

エリア帯広市
属性事業者
 カウンター
2007-08-03から
77,277hit
今日:48
昨日:68


戻る