20061114(火)

ハードディスク データ救出 その1


ど~してこう世の中の人って
大事なデータのバックアップは必要と思っていても
やらないのでしょうね。

でもでもそういう方がいるから
ウチの商売成り立つのかなぁ・・・

その1
「会社の大事なデータが見られなくなりました」
とあわてて我が社に来たAさんの場合

Biosでは認識、しかしマイコンピュータでは認識せず。
勿論ハードディスクの中を見ることは現状出来ません
市販の復元ソフト使ったがほとんど復元できなかったと
泣きつかれてしまいました。

レベル4です。

Biosでは認識するから救出の可能性あり。
十勝で救出できるのはウチだけかな?
まずはOS上で認識させる方策をゴニョゴニョ
はいOK
次は中身を見る手段を又ゴニョゴニョしてみると
フォルダが出てきました。
なになにFound.000とかIncompleteなどというフォルダがあります。
前者はチェックディスクをかけた際の破損ファイルの断片が入ったフォルダ。
後者は多分復元ソフトが見つけ出した破損ファイルの入ったフォルダでしょう
中を見てみると推定6~700MBは有りそうな映像ファイルの断片だらけ
原因がほぼつかめました。

ハードディスクの容量以上に無理に書き込みしようとしてファイル破損。
状態がおかしくなったのでチェックディスク。
チェックディスクは破損ファイル見つけたからFound.000というフォルダ作って
そこに保存しようとしたが、ハードディスクが満杯なので
無理矢理作ってファイル構造破壊。
この時Found.000が書き込んだ部分にあったデータも消滅
おまけにわけもわからず復元ソフトかけて、保存場所を同一ディスクに
したものだから二進も三進もいかなくなった。
もちろんIncompleteフォルダが書き込んだ部分にあったデータも消滅。
こんなストーリーでほぼ間違いないでしょう。

結果 40GBのうち70%程度復旧できました。
チェックディスクとか復元ソフトかける前だったら90%以上助かったと思います
それでもAさんは大事なエクセルとかCADのデータがほとんど大丈夫だったので
大変喜んでくれました。

教訓1
満杯状態のハードディスクにチェックディスクは禁物。
全体容量の20%の空きは欲しいところです。
10%未満になったら危険状態と思ってください。
教訓2
復元ソフトを使って自分で復元を試みる場合
保存場所を絶対に障害の出たハードディスクにしないこと。
さもないと今回のように助かったはずの物も助からなくなります









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