2010年1月1日(金)
iMAC MA876J/A 分解修理
パソコン修理×33
明けましておめでとうございます
年末に『CDが取り出せなくなってしまいました・・・』
とiMACユーザーさんからのHelpMe!!コール
聞けば無理にCDを入れてしまって、それ以来出そうとする音はするが
まったく出てこなくなってしまったとのこと。
MACは歴代、皿にCDを載せるトレイタイプではなく
直接CDを差し込むスロットインタイプなので
この類のトラブルは頻出している。
本体を持ってきていただいてあれこれ裏技を試してみるがNG
この段階でバラし決定。
さて、分解するんだけど、このiMACネジらしいモノが見あたらない。
底に一つだけネジがあるが、これはメモリ増設の際のスロット
勿論ネジは使われているんだけどデザイン上見せないようにしているわけ。
しかも分解までも非常に合理的に出来るようになっている。
でも
旧imac
このタイプのiMACの時は修理者泣かせだったねネジの長さも太さもバラバラ、配置もメチャクチャ
同じことがWindowsマシンではデザインがよいと言われてるVAIOにも言える。
MACは進化して修理もし易くなったがVAIOは今でもダメだ。
特にTypeEのノートなどデザイナーの悪意すら感じるほど・・・
閑話休題
このiMACを分解するにはまずガラスを外す。
そのとき使うのがこれ
工作台だけど、赤で囲んだ吸盤だけ使う。
これをガラスの四方に貼って持ち上げるとスッポリ外れて
こんな具合になる。
ネジ穴(すでにネジは外してある)の横に数カ所楕円形のモノがあるが
実はこれ磁石。
外したガラスの縁にはスチールが貼ってあり、磁石でくっついている。
MACのネジはトルクスネジという特殊ネジで、専用のトルクスドライバが必要
T6,T8,T10の3種類があればどのMACのネジも外せる。
長4本。短8本のネジを外してケースを外すとこの状態
左右計8本のネジを外し、6箇所のコネクタを外して液晶取り出し
やっと全体が見えた。
右側ネジを外してあるのがDVDドライブ。その左にハードディスク
DVDドライブの台座2本コネクタ2本のネジを外して取り出してみると
なんと、2枚のCDが刺さっていた。
1枚すでに入っていたのに無理にもう1枚突っ込んだんだね
これじゃ絶対に出てこないわ
残念ながらこのドライブは取り出し機構が壊れていたので
書き込み速度の速い新ドライブに交換した。
修理代もAppleサービスの数分の一で済んで大変喜ばれた。
何か今年はMACの修理が多くなりそうなそんな予感がする。
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