パソコン修理(33)
2012年12月24日(月)
久しぶりにヘビーな修理
パソコン修理×33
『電源が入りません』
とVaioのXPのデスクトップを持ってこられた男性。
CPUファンも回っていないので電源テスターでチェック。
12Vがまったく出ていない。典型的な電源のコンデンサ容量抜けだ。
勿論要交換。しばらくして部品が入荷したので分解にかかる。
Vaioは、どの機種も分解が面倒。修理屋泣かせだ。
その辺は経験でカバーして、電源交換し、再度組み立て。
電源ON CPUファンも回り・・・Vaioのロゴが・・・
出てこない orz
CPUファンが全開で回り続けている。
CPUからファン制御の信号が出ていないと言うこと。
クーラーも冷たいまま。電源がCPUを道連れにしたようだ。
悪態をつきながら再度分解。手元にあったCPUと交換。再組み立て。
電源ON CPUファンも一瞬全開で回り、正常回転に
Vaioのロゴも出てきた。XPの起動時画面も出てきた。一安心。
ユーザー選択画面でご主人の方を選択
一瞬読み込み始めてすぐログオフし、選択画面へ戻る。
嫌な予感が頭をよぎるが、奥さんの方を選択。
やはりすぐログオフしてしまう。
以前同様な修理したときはウィルス感染だった。
今回もか?とお客様にTEL。
ノートンが入っていて、期限もまだあるとのこと。
それならひとまずウィルスは大丈夫だろうと目安をつけて
XPのCDで起動し、回復コンソールを立ち上げた。
壊れているだろう二個のファイルを削除。
CDのi386フォルダーからこのファイルを展開してコピー
再起動してユーザー選択 ログイン
同じだ・・・すぐログオフしてしまう。
ここまでくるとやはりウィルスを疑ってしまう。
再度分解し、ハードディスクを取りだし
検証用PCに接続してウィルスチェック。
お客様の言葉とは裏腹になんと99個のウィルス検出。
これだけ外付けにしても検出するなら、本体に戻したら
まだまだ出てくるはず。
この分なら100%レジストリーもおかしくなってる。
保存されているレジストリーハイブから
まともだろうと思われる日付のものを選択し
既存のレジストリーに上書きコピー
再度組み立て直して電源ON
祈る気持ちでユーザー選択。
ログオフせずに無事起動。よかった。
起動後、システムチェックすると
ノートンは入っているが、ウィルスに殺されてしまっている。
P2Pのカボスが入っているので、これで取得したファイルに
ウィルスが入っていて、実行することにより感染したのだろう。
つまり、せっかく玄関の鍵をかけていたのに(ノートン)
ファイル実行することで、自分で鍵を開けて
泥棒(ウィルス)を中に招き入れてしまったと言うこと。
中に入れてしまえば、あとは泥棒(ウィルス)の好き放題。
鍵(ノートン)も壊してしまって荒らし放題だった。
こうなってしまえばもうリカバリしか
取るべき手段はない。
自分で招いたとは言え、お客様にとって代償はあまりに大きい物になった。
とVaioのXPのデスクトップを持ってこられた男性。
CPUファンも回っていないので電源テスターでチェック。
12Vがまったく出ていない。典型的な電源のコンデンサ容量抜けだ。
勿論要交換。しばらくして部品が入荷したので分解にかかる。
Vaioは、どの機種も分解が面倒。修理屋泣かせだ。
その辺は経験でカバーして、電源交換し、再度組み立て。
電源ON CPUファンも回り・・・Vaioのロゴが・・・
出てこない orz
CPUファンが全開で回り続けている。
CPUからファン制御の信号が出ていないと言うこと。
クーラーも冷たいまま。電源がCPUを道連れにしたようだ。
悪態をつきながら再度分解。手元にあったCPUと交換。再組み立て。
電源ON CPUファンも一瞬全開で回り、正常回転に
Vaioのロゴも出てきた。XPの起動時画面も出てきた。一安心。
ユーザー選択画面でご主人の方を選択
一瞬読み込み始めてすぐログオフし、選択画面へ戻る。
嫌な予感が頭をよぎるが、奥さんの方を選択。
やはりすぐログオフしてしまう。
以前同様な修理したときはウィルス感染だった。
今回もか?とお客様にTEL。
ノートンが入っていて、期限もまだあるとのこと。
それならひとまずウィルスは大丈夫だろうと目安をつけて
XPのCDで起動し、回復コンソールを立ち上げた。
壊れているだろう二個のファイルを削除。
CDのi386フォルダーからこのファイルを展開してコピー
再起動してユーザー選択 ログイン
同じだ・・・すぐログオフしてしまう。
ここまでくるとやはりウィルスを疑ってしまう。
再度分解し、ハードディスクを取りだし
検証用PCに接続してウィルスチェック。
お客様の言葉とは裏腹になんと99個のウィルス検出。
これだけ外付けにしても検出するなら、本体に戻したら
まだまだ出てくるはず。
この分なら100%レジストリーもおかしくなってる。
保存されているレジストリーハイブから
まともだろうと思われる日付のものを選択し
既存のレジストリーに上書きコピー
再度組み立て直して電源ON
祈る気持ちでユーザー選択。
ログオフせずに無事起動。よかった。
起動後、システムチェックすると
ノートンは入っているが、ウィルスに殺されてしまっている。
P2Pのカボスが入っているので、これで取得したファイルに
ウィルスが入っていて、実行することにより感染したのだろう。
つまり、せっかく玄関の鍵をかけていたのに(ノートン)
ファイル実行することで、自分で鍵を開けて
泥棒(ウィルス)を中に招き入れてしまったと言うこと。
中に入れてしまえば、あとは泥棒(ウィルス)の好き放題。
鍵(ノートン)も壊してしまって荒らし放題だった。
こうなってしまえばもうリカバリしか
取るべき手段はない。
自分で招いたとは言え、お客様にとって代償はあまりに大きい物になった。
2011年6月11日(土)
「Windows XP/Vista/7 Restore」ウィルスにご注意!!
パソコン修理×33
この一週間ほどで件名のウィルスに感染したPCが数台入庫しました。
おそらくこれからもっと蔓延すると思われます。
画像にあるように偽のユーティリティソフトをインストールし、
ハードディスクに重大な問題があるから修復するので購入しろ
と強要するウィルスです。
これだけならまだしも、スタートボタン→すべてのプログラム
を見ても「なし」
マイコンピューターでハードディスクの中を見ても空っぽ・・・
ご本人は青くなって駆け込んでくるといったパターンです。
【感染経路】
改ざんされたホームページを見た瞬間に感染します。
【感染原因】
1.セキュリティソフトを入れていない・・・自業自得ですな
2.セキュリティソフトは入れているが、Windowsアップデートを
していない・・・これも自業自得
3.セキュリティソフトもWindowsアップデートもしている
しかし、感染する可能性のあるソフトのアップデートはしていない
PCのセキュリティは家にたとえるとわかりやすいと思います。
セキュリティソフトは玄関と裏口の鍵。
鍵もかけないで泥棒(ウィルス)に入られても本人の落ち度ですね。
しかし、PCの家には『セキュリティホール』や『脆弱性』といった
穴があちこちに開いているのです。
いくら鍵をかけていても、ウィルスはこの穴から入ってしまいます。
この穴をふさぐのが
毎月第二水曜日のWindowsアップデートであり
該当するソフトのアップデートなのです。
セキュリティソフトの定義ファイルををいつも最新版にしておき
該当ソフトのアップデートをきちんとしていれば
この種のウィルスには一切感染しません。
では該当ソフトとはどういうものなのでしょうか?
1.AdobeReader・・・PDFファイルを読むためのソフト
2.FlashPlayer・・・YouTubeやGyao等の動画サイトや動画が埋め込
まれたサイトの動画を表示するソフト
3.QuickTime・・・QuickTimeで作成された動画を見るためのソフト
4.JAVA・・・JAVAを使ったサイトを見る時に必要
5.iTUNE・・・音楽管理ソフト
この5種のソフトをアップデートする事が必要になります。
特にNECとか富士通、SONY等のメーカー製PCをお使いの方は
ほとんどの機種にこれらが最初からインストールされています。
しかし、購入時のままという方が非常に多いので感染する確率は
かなり高いと思われます。
これらのソフトのアップデートが必要な事はわかったが
どうやってアップデートしたら良いの?
とお思いの方にはFileHippo.comのアップデートチェッカーをお勧めします。
このソフトはPCに常駐して、PC内のソフトにアップデートがあったら教えてくれる優れものです。
不幸にして感染してしまった方は、早めにご相談下さい。
マイピクチャやプログラムが消えて空っぽになっていても
ほぼ完全に元通りにする事が可能です。
おそらくこれからもっと蔓延すると思われます。
画像にあるように偽のユーティリティソフトをインストールし、
ハードディスクに重大な問題があるから修復するので購入しろ
と強要するウィルスです。
これだけならまだしも、スタートボタン→すべてのプログラム
を見ても「なし」
マイコンピューターでハードディスクの中を見ても空っぽ・・・
ご本人は青くなって駆け込んでくるといったパターンです。
【感染経路】
改ざんされたホームページを見た瞬間に感染します。
【感染原因】
1.セキュリティソフトを入れていない・・・自業自得ですな
2.セキュリティソフトは入れているが、Windowsアップデートを
していない・・・これも自業自得
3.セキュリティソフトもWindowsアップデートもしている
しかし、感染する可能性のあるソフトのアップデートはしていない
PCのセキュリティは家にたとえるとわかりやすいと思います。
セキュリティソフトは玄関と裏口の鍵。
鍵もかけないで泥棒(ウィルス)に入られても本人の落ち度ですね。
しかし、PCの家には『セキュリティホール』や『脆弱性』といった
穴があちこちに開いているのです。
いくら鍵をかけていても、ウィルスはこの穴から入ってしまいます。
この穴をふさぐのが
毎月第二水曜日のWindowsアップデートであり
該当するソフトのアップデートなのです。
セキュリティソフトの定義ファイルををいつも最新版にしておき
該当ソフトのアップデートをきちんとしていれば
この種のウィルスには一切感染しません。
では該当ソフトとはどういうものなのでしょうか?
1.AdobeReader・・・PDFファイルを読むためのソフト
2.FlashPlayer・・・YouTubeやGyao等の動画サイトや動画が埋め込
まれたサイトの動画を表示するソフト
3.QuickTime・・・QuickTimeで作成された動画を見るためのソフト
4.JAVA・・・JAVAを使ったサイトを見る時に必要
5.iTUNE・・・音楽管理ソフト
この5種のソフトをアップデートする事が必要になります。
特にNECとか富士通、SONY等のメーカー製PCをお使いの方は
ほとんどの機種にこれらが最初からインストールされています。
しかし、購入時のままという方が非常に多いので感染する確率は
かなり高いと思われます。
これらのソフトのアップデートが必要な事はわかったが
どうやってアップデートしたら良いの?
とお思いの方にはFileHippo.comのアップデートチェッカーをお勧めします。
このソフトはPCに常駐して、PC内のソフトにアップデートがあったら教えてくれる優れものです。
不幸にして感染してしまった方は、早めにご相談下さい。
マイピクチャやプログラムが消えて空っぽになっていても
ほぼ完全に元通りにする事が可能です。
2010年10月25日(月)
格安ノートPCあります!
パソコン修理×33
格安ノートPCのご紹介です。
【仕様】
■CPU:PentiumM 760 -2.0GHz
■メモリ:512MB
■HDD:30GB
■ドライブ:CDドライブ
■液晶:15インチ液晶(XGA)
■OS:WindowsXP Professional
【付属品】
■リカバリディスク
■ACアダプタ
CPUは省電力・高能率のPentiumMの中でも最高位の760です。
ベンチマークでもPentium4 3.4GHzと同じくらいのスコアが出ますので
廉価版のCeleron(セレロン)ではこのCPUに全然太刀打ちできません。
液晶がちょっと暗めですが、実用には問題なし。
リカバリディスクもついていますので安心です。
ビジネス用あるいは初心者の方の練習用としても良いと思います。
保証は購入後3週間
お値段は¥19800(税込み)
複数台あります。
日立 FLORA 270W NB9
【仕様】
■CPU:PentiumM 760 -2.0GHz
■メモリ:512MB
■HDD:30GB
■ドライブ:CDドライブ
■液晶:15インチ液晶(XGA)
■OS:WindowsXP Professional
【付属品】
■リカバリディスク
■ACアダプタ
CPUは省電力・高能率のPentiumMの中でも最高位の760です。
ベンチマークでもPentium4 3.4GHzと同じくらいのスコアが出ますので
廉価版のCeleron(セレロン)ではこのCPUに全然太刀打ちできません。
液晶がちょっと暗めですが、実用には問題なし。
リカバリディスクもついていますので安心です。
ビジネス用あるいは初心者の方の練習用としても良いと思います。
保証は購入後3週間
お値段は¥19800(税込み)
複数台あります。
お問い合わせは
0155-27-6215
までお電話下さい。
2010年9月27日(月)
『Security Tool』に感染しませんでした?
パソコン修理×33
先週末(23日~25日)にかけて以下のサイト等へ行った方で
毎日jp
Impress
Slashdot
価格.com
食べログ
みんなの株式
GIGAZINE
そのほかマイクロアド社の広告を配信しているサイト
1.セキュリティソフトが入っていない
2.入っていても定義ファイルが最新ではない
3.ウィンドウズアップデートをしていない
これらに該当する方は偽セキュリティソフト『Security Tool』
に感染した可能性が大です。
私の所に持ち込まれたお客様は、プロバイダの24時間監視ソフ
トを入れていましたが、設定をちゃんとしていなかったため
感染してしまいました。
当社ではお持ち込みいただいた当日もしくは翌日には
クリーンにしてお返しできます。
感染してしまってご自身で駆除できない方はどうぞご相談下さい。
Security Tool
毎日jp
Impress
Slashdot
価格.com
食べログ
みんなの株式
GIGAZINE
そのほかマイクロアド社の広告を配信しているサイト
1.セキュリティソフトが入っていない
2.入っていても定義ファイルが最新ではない
3.ウィンドウズアップデートをしていない
これらに該当する方は偽セキュリティソフト『Security Tool』
に感染した可能性が大です。
私の所に持ち込まれたお客様は、プロバイダの24時間監視ソフ
トを入れていましたが、設定をちゃんとしていなかったため
感染してしまいました。
当社ではお持ち込みいただいた当日もしくは翌日には
クリーンにしてお返しできます。
感染してしまってご自身で駆除できない方はどうぞご相談下さい。
Security Tool
2010年7月9日(金)
リカバリの落とし穴
パソコン修理×33
『どうしてもメールの送受信が出来ません・・・』
そんな電話が入ったのは暑さも一段落したある日
『もう一週間ほど格闘しています』
『プロバイダのサポートもお手上げになってしまいました』
色々伺ってみると
NECのデスクトップPCだが、調子が悪くなったのでリカバリした
インターネットにはつながっていてホームページも見られるが
メールの送受信が全くダメ
メーラーもアウトルックとアウトルックエクスプレスで試したが
両方ともメールの受信も送信も出来ない。
こんなとき考えられるのは
1.メールの設定間違い
2.セキュリティソフトの設定
が主たる原因としてあげられるが
1に関してはプロバイダのサポートと一字ずつ確認したので間違いなし
2に関しては完全削除してあるとのこと
とりあえず持ってきていただいて見てみることにした。
お持ちいただいたのはPC-VT7005Dと言うちょっと年数のたったXP機
ネットにつないでメールの送受信をしてみるがやはりダメ。
ただ
1.ちょっと年数のたったNEC機
2.リカバリした
この二つの条件で思い当たる節がある。
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を確認
悪者発見!
その名はPC GATE
この時期のNECのPCにプリインストールされていた
ファイアウォールソフトだが
不具合満載でしばらくして採用されなくなったヤツだ。
これをアンインストールして再度メールを受信
ドバ~ッと一週間分のメールが流れ込んできた。
自分宛にメールを送って送信もOK
『もっと早く持ってくれば良かった・・・』
そんなお客様の一言が嬉しかった。
そんな電話が入ったのは暑さも一段落したある日
『もう一週間ほど格闘しています』
『プロバイダのサポートもお手上げになってしまいました』
色々伺ってみると
NECのデスクトップPCだが、調子が悪くなったのでリカバリした
インターネットにはつながっていてホームページも見られるが
メールの送受信が全くダメ
メーラーもアウトルックとアウトルックエクスプレスで試したが
両方ともメールの受信も送信も出来ない。
こんなとき考えられるのは
1.メールの設定間違い
2.セキュリティソフトの設定
が主たる原因としてあげられるが
1に関してはプロバイダのサポートと一字ずつ確認したので間違いなし
2に関しては完全削除してあるとのこと
とりあえず持ってきていただいて見てみることにした。
お持ちいただいたのはPC-VT7005Dと言うちょっと年数のたったXP機
ネットにつないでメールの送受信をしてみるがやはりダメ。
ただ
1.ちょっと年数のたったNEC機
2.リカバリした
この二つの条件で思い当たる節がある。
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を確認
悪者発見!
その名はPC GATE
この時期のNECのPCにプリインストールされていた
ファイアウォールソフトだが
不具合満載でしばらくして採用されなくなったヤツだ。
これをアンインストールして再度メールを受信
ドバ~ッと一週間分のメールが流れ込んできた。
自分宛にメールを送って送信もOK
『もっと早く持ってくれば良かった・・・』
そんなお客様の一言が嬉しかった。