北海道では雪が解けて春が始まろうとしている。やがて初夏に続いていくわけだが 個人的には野点(のだて)のシーズンを心待ちにしている。写真はかつて札幌・中島公園で7月初旬に行われていた「大和遠州流の野点茶会」の模様だ。
これは流派独特の三木(さんもく)茶と呼ばれるスタイルで 竹の三脚に茶釜を掛けてお茶をたてる。まるでアウトドアの焚き火のようなスタイルだ。
別方向から。この流派は「武士の茶道」なので 野戦での茶会を彷彿させる。背景は中島公園のコンサートホール「きたら」だ。
普通の立礼(りゅうれい)の茶席もあり こちらもまた優雅だ。
ギャラリーもたくさんいる。
この大和遠州流には煎茶道もあり 赤い毛氈(もうせん)の上でお茶をたてている。
大規模な野点はしばらく行われていないが準備が大変で場所確保も問題と聞く。コロナ禍も一応鎮静化したし 是非復活してもらいたいものだ。
十勝ヒュッテのデッキでアウトドア野点をしても楽しめると思う。
注: それぞれ数年前の撮影だが 所作が非常に美しく優雅なので人物もそのまま掲載させていただいた。ご容赦いただきたい。