以前に住んでいた札幌・北区にある「あいの里温泉なごみ」に行った。一年ぶりぐらいだ。
源泉かけ流しの地域温泉だが 雰囲気が少し変わっていた。
今回初めて気が付いたが 温泉では珍しい学割。教育大札幌が近くにあるので学生が多いのだろう。
かけ流し・加水無しで 浴槽の清掃・消毒・換水は毎日実施。最近ニュースで話題になった九州の老舗旅館とは対照的だ。
施設は大小の湯舟・露天風呂・サウナ・お休み処とスーパー銭湯並みにそろっている。しかし何れもが小さいので「ミニ・スーパー銭湯」なのかもしれない。
ここのお湯は海水並みの高濃度ナトリウム塩化物塩泉だ。成分総量は34g/リットル(普通は濃くても2-3g位と思う)で これはほぼ海水の濃度で 1リットルのお湯に大さじ2杯(15gx2)と小さじ1杯(3g)の食塩を溶かしたことになる。自分の知る限りでは「道内一の高濃度温泉?」ではなかろうか。色は茶褐色なので 現在の海水ではなく 地質学的昔に地下に溜まった古海水なのだろう。
食塩泉の特徴で良く温まり湯冷めしづらい。ただ 濃いので傷があるとピリピリとしみるし 湯上り前に真水のお湯風呂に入って塩分を落とさないと 後がつらい。
何れにしてもこれだけ良い温泉が身近にあるのを知らなかった。今からでも遅くはないので機会を見つけて行こうと思う。