ヤフオクを見るともなしに見ていたら「覆刻日本の山岳名著 14冊セット 」が送料込みで3,300円というのがあった。著名な山岳関係の本がチラホラ見えた。十勝ヒュッテでゆっくり読むのもイイナと思い ポチをしておいたら 運良くそのまま落札になった。もちろんネットオークションはやばいのが多いはずだが これは覆刻 元からコピーなので心配はない。
送られてきた荷物を開けてビックリ。何れも装丁もオリジナルに沿って復刻されている。これは掘り出し物だったのかも。
上高地に有名なレリーフとして名を残しているウエストンの「日本アルプス(The Japanese Alps)」1896年初版のコピーだ。装丁もいい。
もちろん復刻の版権は取ってある。
素晴らしいのは 各ページが昔風の袋綴じで ペーパーナイフで切りながら読むスタイルだ。
これは「槙有恒 山行」だが 奥付もそのまま再現されている。出版は改造社で大正12年だ。
この復刻本は1875年に日本山岳会が70周年記念に全22冊で企画したもので 出版は大修館書店だったようだ。
今回の入手は14冊なので「志賀重昂 日本風景論」「小島鳥水 日本アルプス」「高頭式 日本山嶽志」「辻村伊助 スイス日記」などが抜けているようだ。
しかし大部分はそろっているので かなりの掘り出し物だったようだ。また仮に全部集めるとしても 何とかなるだろう。まあぼちぼち読んでみるか。