一週間前だが友人達と定山渓の北側の「小樽内川付近」で山菜取りをした。付近には国際スキー場の他に北大の山小屋が2つあり その一つが「ヘルべチアヒュッテ」だ。これは約100年前(1927年)にスイス人教師グブラー(設計はパラダイスヒュッテと同じマックス・ヒンデル)が山スキーのために建てた小振りの山小屋だ。ドアの赤白のデザインはスイス地方の魔除けだそうだ。その後 北大に寄贈され山岳部が管理してきた。当時から この付近は山スキーの絶好のコースがあり 山岳部の友人が「山スキーのいいゲレンデを国際スキー場に取られた」と言っていたのを思い出す。
私がここに最初に宿泊したのはもう半世紀も前のことだが 北海道に来たばかりの自分にとって 原点の一つになっている。ヒュッテの中は10人も泊まれば一杯になるが このサイズに好感を持った。実は「十勝ヒュッテ」を作る時のイメージ的モデルでもある。
前庭にあるエルムの木は立派で 高さはゆうに15メートルはあるだろう。半世紀前にもあったはずだが こんなに高い木の記憶がない。「ジブリの森」のような不思議な感覚だ。
で 肝心の山菜だが 近くの「夕日の沢」を「奥手稲山の家」の方に少し上がり 林道が広がったところでフキを採った。これがまた柔らかくておいしかった。「最適値は1分」と教わったが 実はゆですぎてしまったのだが。。
帰りがけに 豊羽本山の近くの林道に入りウドを採った。これもまたおいしかった。やはり経験者のいうことを聞けばおいしい山菜にありつける。
なお 2枚の山菜の写真は友人のAさんのものだ。私は食べるのに夢中で撮影を忘れてしまった。