閉校の校舎は記念館や集会所としてよく利用されるが 清水町の旧旭山小学校は「剣の郷創造館」になっている。場所は道道55号から剣山神社に上がる信号付きの交差点の近くだ。十勝ヒュッテに行くたびに いつか行こうと思っていたが 今回は都合が良かった。玄関横にいた管理の方に案内して頂いた。
旧職員室は資料室に。年表によると創立は大正2年(1913年)で 丁度110年前だ。閉校は平成12年(2000年)のようだ。
当時の写真・オルガン・記念誌などだ。
これは何と二宮金次郎像だ。元は校庭の一角にあったそうだ。
これらは当時モノの理科教材。
昭和58年(1983年)当時の旭山地区の民家の地図。ずいぶんたくさん人が住んでいて この小学校の付近が中心街で 何と診療所もあったらしい。なるほどここに常時青の信号機があるのが理解できた。
開拓百年(平成14年 2002年)までにはドンドン離農が進み 1/3以下までも減少したようだ。なるほど十勝地方の各地で起こっていた事なのだと理解した。最近はそれ以上の減少はなく 一戸当たりは大規模になっているようだ。
左側には教室(複式学級)で 手前は共通の作業スペースだそうだ。良く出来た構成なので 人さえいればだが 今でも立派に機能すると思われる。正面の扉の向こうは体育館だそうだ。
清水町に統合する前は御影村で 体育祭もあったようだ。
一角に「故郷の樹木標本」があった。清水営林署が作って各学校に配ったもののようだ。最近の薪作りで樹木の種類・名前がわからず困っていた。「これイイわ」
ということで「この剣の創造館では旭山地域の歴史を知る」ことが出来る。一度立ち寄られることをおススメする。信号横の大矢商店(閉店)の方が管理人なので そこで聞くと良いと思う。