資材が全部そろったところで 創設メンバーの一人のSさんが親方として煉瓦積みを指導してくれた。ポイントは『モルタルは耳たぶの柔らかさ』『煉瓦は密着性をよくするために濡らす』だった。
耐火煉瓦は外側のコンクリートブロックとステンレス構造体の間に耐火煉瓦を積んでいく。
焚口から見て右側半分で薪が燃えることになる。左側の天板の穴は煙突の位置だ。風呂釜は左右のステンレス構造体で支えているが 念のために釜の底に煉瓦片とエルボの支えを入れておいた。
裏側に釜からの排水の鉄パイプを出すので 同径の塩ビパイプを差し込んで仮スペースを確保した。
焚口から見て左側半分が炎道になるように煉瓦で仕切りをつけた。これで炎は釜の周辺を回って煙突に向かうはずだ。
鉄製の焚口を張り付けるために 鉄アングルを横に渡した。
上にモルタルと耐火煉瓦を積んでいく。モルタルが乾くと焚口は問題なく固定された。
横壁はすべて耐火煉瓦で覆った。後で煉瓦の間から煙が漏れないことを期待する。やっと窯らしい様相になったが 2週間もかかってしまった。何れにしろS親方の適切な技術指導に感謝する。
追加: 錆びた五右衛門風呂の釜に排水パイプを取り付ける方法ですが ホームセンターの水道資材売り場を訪ねているうちに 上の図のようなアイディアになりました。両ネジの延長配管とリングで絞めて どうしても出てしまう隙間は『耐熱パテ』を使えばクリアできそうです。