この大学の敷地は1.5km四方ぐらいだが 校舎の他に学生寮や職員宿舎もあるので 塀に囲まれた人口3万人の街に相当する。 当然 物流はあるわけで『宅配や郵便はどうなっているのか』は興味あるところだった。
構内を歩くと写真のような小型ロッカーが随所にある。これは職員居住区の郵便・宅配ボックスで 受取人にはスマホで保管場所と開錠の暗証番号が送られるので 指定された場所に出向いて自分で開けて受け取るシステムだ。したがって『100%の置き配』ということになる。
大きい荷物は歩道の横に積まれている。さすがにシートはかけられるようだが 北京は雨が少ないので何とかなっているようだ。
これは宅配業者がミニトラックから荷物をボックスに入れている最中だ。ボックスに入れて場所と番号をSNSで各人に連絡する。
中国の人は電話番号をまず変えないのはこの辺にも理由があるようだ。電話番号は自分で選んだマイナンバーということになる。もちろん身分証明書の番号や暗証番号は別にある。このシステムは合理的といえばそれまでだが スマホが使えない老人・子供は?と心配になった。聞いてみたら『そんな問題は起こらなかった』そうだ。実際ご老人がスマホを使っているのをよく見かける。ちなみに銀行のお金の出し入れもSNSで瞬時に連絡が入る(通帳はない)ので スマホは便利で生活の必須アイテムだ。当然 日本のようにマイナンバーカードの議論などは起こらないのだろう。