コロナ前はパン屋とカフェだった繁華街の建物が本屋になっていた。ガラス張りのモダンな感じだったので 本屋には向いていたのだろう。世界中どこでも本離れは進んでいて 中国でも同じだそうだ。ただこの辺は大学地域なので状況は違うのかもしれないと思い とにかく見に行った。
1階は普通の本屋の体だが 2階への階段に座っている若者が目立った。床面はきれいなので問題はなさそうだ。
一番目につく場所に『名探偵コナン』を発見。中国で人気とは聞いたがが これほど大量に置いてあるとは思わなかった。百巻ぐらいのセット売りもあった。ただし20巻ごとにパックされていたが。
当然 絵はそのままで文は中国語。適度に知的な感じがするところが人気の理由なのかもしれない。
2階の児童書の付近で子供たちが床に座って読んでいた。結構絵になる。日本では親に叱られるだろうが 大地を知るという意味でいいと思う。
この一角でも漫画版の本が多いのが印象的だ。今後は日本の歴史漫画のようなものも人気が出るかもしれない。ただし中国の歴史観に沿ってだろうが。
どこの本屋にもある値引き書籍のコーナー。読み方はわからないが『七折は30%OFF』の意味だ。
カフェは1階と2階の眺めのいいところにあった。勉強する学生が多く 混んでいた。
もちろん文具や玩具のコーナーもあり 面白かったのはこのミニチュアハウス。右の家には『わしょく』と書いてあった。
歴史・文明的には『文字と本を発明した中国』でも本屋はどんどん減っている。本屋のカフェ化は世界的潮流で 中国は本を大切にする文化・歴史のゆえにやや遅れたのかもしれない。しかし『現代中国はとにかく変化が速い』ので カフェ化後も本屋文化が生き残れるかは心配ではある。