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Tokachi Hütte Project (十勝ヒュッテ)
20231125(土) 09:28

北京の車事情(1) EVの大躍進と日本車の後退

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 今回の北京訪問の前に気になっていたのは電動自動車(EV)の普及の程度だった。6年前に大学構内のアパート横の駐車場で『日本車がどれぐらい売れているか』を調査した(所有者は平均的所得と推定)。今回は同じ駐車場で同数の約200台を調査した。メーカーは外見で簡単にわかるので調査はさほど難しくない。
 6年前からの変化は予想以上に大きく『日本車30%→20%』『ドイツ・米車40%→50%』『中国車10%→25%』だった。中身もだいぶ違い『現状でEV率は40%を超えていた』半数越えはもうすぐだ。欧米車は相変わらず多く かつEVが多い。一番変化したのが中国車で 高級化とすべてがEVだったことだ。日本車は減少だけではなく 強いトヨタですらランクルのようなRVでかつ古い車しかない(新車は売れていない)。
 上の写真は赤がテスラー 白は中国のEVだ。
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 EVの見分け方は簡単だ。フロントグリルが小さい・後ろにマフラーがない・インパネに広いモニターがある。
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 この駐車場には10台以上の充電設備があるので勤務時間内に充電を終えれる。もちろん各家庭でしている人も多いのだろう。
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 ちなみに中国の家庭用電源は200Vだ。
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 充電設備の詳細はわからないが スマホのキャッシュレスが驚くほどに発達しているので 支払いの問題はないのだろう。
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 ついでだが北京のバイクは100%電動だ。ハンドルの前はガウン状の風除けで 寒冷地の北京の冬対策だ。後部座席に子供を乗せているのをよく見るので ママチャリの代わりのようだ。

 少なくとも北京では車の電動化は徹底していて 新車はEVでなければ売れない状態のようだ。6年前に調査した時にこの電動化の流れは予感できたが 中国と欧米のメーカーはそれなりに対応したのに対して 日本のメーカーはそれが遅れてしまった。現在の日本産業の稼ぎ頭がこのような状況なのを見ると『日本は次に何を売って生きていくのか』と暗然とした思いになった。ここは頑張らねばならない。
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