知人からのお誘いで公開公判に行くことになった。内容は『札幌ろう学校の日本手話教育に関する民事訴訟』だった。
札幌の裁判所は大通り公園の西端北側にあることは認識していたが この歳まで裁判所には無縁だったので 付近の駐車場を探してうろうろしてしまった。公判の開始が10時のため焦ったが とにかく裁判所に飛び込んだ。
入り口の案内で公判会場を聞くと『ここは家庭裁判所・簡易裁判所です 地裁の間違いじゃないでしょうか? それなら隣のブロックです』とのこと。
慌てて久々に走ってしまった。こちらが西11丁目の地裁・高裁の建物。入り口の保安検査を過ぎたところに訴訟支援の方がいて『傍聴券もまだあるので大丈夫ですよ 8階に上がってください』と言われ 公判の開始直後に滑り込んだ。
訴訟の申し立てが原告と弁護士で約一時間あり 今後の手続きと日程の確認をしてこの日は終わりとなった。プレスも来ていたので何らかの報道があるのだろう。
帰りがけの発見は『地裁も家裁にも駐車場がちゃんとあり』大規模な裁判でない限りはほぼ空いているとのこと。コインパーキングに慌てて入り 高額支払いをすることはなかった。
『手話には日本手話と日本語手話の二種があり 全く違う』ことに驚き 新しい勉強だった。『今回はその教育の不備についての訴訟』とのこと。詳細が聞き切れなかったのは残念だが『言語は文明の根源』『教育・福祉は国家の骨子』なので大切なことだ。
係の方に伺ったら『裁判所の敷地内はすべて撮影禁止』ということで よくTVで建物だけ映る理由も理解できた。