この日の十勝ヒュッテは気持ちのいい朝で気温マイナス8℃。目覚めたときは日が昇って明るくなっていた。「さて今日はどうしようか」と思いながら外に出た。
いつものように雪原に足跡が付いていた。上に登っているのは何だろう。キツネかアライグマか。
よく見ると横方向にも何かの足跡が付いている。「あれずいぶん大きいし歩幅は1メートルを超えてるぞ」。
見づらいので場所を変えたら 左から右に行っているようだ。
林のほうに消えている。
デカいし爪痕のようなものも確認できる。
「こりゃまずいわ」ということでその日の宿泊をやめてさっさと帰宅することにした。
万一を考えてご近所のYさんに連絡したら 後で見に行ってみるよとのこと。一時間ほどしてから返信があり「あれシカだわ。この辺の畑にいっぱいあるよ」とのことで胸をなでおろした。
時期的にこの辺りのクマはもう起きだしているそうで 昨年は上手の剣山神社の登山口で大きいクマの足跡があったそうな。今年も無事なことを祈る。