茨城に来たのだが「週末の過ごし方」のため「国営ひたち海浜公園」に行った。ここは「ネモフィラの紫色の花の丘の向こうに青空」があったり「コキアの赤い花の丘の向こうに海」が見える写真が時々紹介されるのでご存じの方もおられるだろう。3月下旬は水仙の盛りだった。
私は茨城生まれなのでここの歴史は多少知っている。ここは砂浜の奥に砂丘がある場所なのだが 戦後は駐留米軍の射爆場だった。横田や三沢の米軍基地から飛来したジェット機が海側から侵入し 爆弾を投下して急上昇してから爆発音がするのを聞いた記憶がある。ここは海岸の近くの砂丘地帯なのだが 東海村の原子力施設が隣接しているので「誰が見てもあまりにも危険だろう」ということで沖縄の本土復帰の頃だったかに日本に返還された。とは言え不発弾の処理もあるので民用ではなく1990年代に環境庁の大規模の公園になったというのが経緯と思う。
さすがに国営のため入場料は極めて安い(シルバー210円)。もっとも4-5月はほぼ倍になるそうだが。
園内は黄色のエリアがあちこちに。これだけの水仙の群生をしげしげと見たことがなく ちょっとした驚きだった。
松林の中の水仙で 種類もたくさんあるようだが 緑と黄色はいいコントラストだ。
菜の花も今が盛りだ。
水仙の丘から西口のほうを眺めると 桜が咲く前の枯野に黄色い花が咲いているのがわかる。
要所にカフェがあり ルピナスのソフトとかが売られていた。
ここはディズニーランドに比べてもかなり広大なので 移動はレンタル自転車かこのトラム(乗り放題600円)がもっぱらのようだ。
「国営公園」は札幌近郊の「滝野すずらん公園」も同じと思う。十勝にもそのうちに出来るのかもしれないが 牧場を二三カ所つなげればそれで済むので特に必要ないのかもしれない。