然別湖に紅葉を見に行ったが もう一つの目的は温泉だった。左手は然別温泉ホテル風水で ここの温泉の眺望はすばらしい。通常は1,000円だが JAFや然別湖コタンの年間パスポートがあると半額なのは有難い。やや茶色い ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で 湧出は54℃ PH:6.3 成分全量:1.89g/kg。わずかだが鉄臭い。真冬の然別湖コタンの名物の氷上温泉もここから引いている。
フロントロビーからエレベータで下るとやや広いホールに面白い壁画がある。然別湖周辺の動植物(森・魚・クマなど動物)などが描かれている。中央には機関車のようだが 昔は林間鉄道があったのかもしれない。
ここの露天風呂は大好きなのだが さすが中の撮影は出来ないので 入浴後にホテルの外に出た。これは遊覧船の切符売り場から ホテルの露天風呂(男湯)を見上げたところ。露天風呂からの眺めが良いことがわかる。
奥には足湯がある。無料でタオルは100円。
ドンドン湧き出している。温泉はホテルと同じようだ。入っていた人の話では適温だそうだ。
さらに奥の紅葉がきれいに見えるところに秋桜子の句碑があった。
「葛しげる霧のいづこぞ然別」
水原秋桜子(みずはら しゅうおうし)は大正~昭和後期の新興俳句の先駆者。昭和38年(1963)に 然別湖を探勝し湖畔周辺を散策して紀行文と作句を残した。この句によると その時はあいにくの霧で然別湖はよく見えなかったようだ。