夕食に行く前に「ハトは食べれますか?」と聞かれた。ああ来たかとは思ったが「多分大丈夫」と答えた。中国の有名な話(冗談)に「広東では四つ足のものは椅子以外は食べる」というのがあるそうだ。ハトは2本足だが何とかなるだろうと思った。
「ハトのロースト」はこんな具合で出てきたが 北京ダックのように表面の皮がカリカリでかなり美味しいと思った。
もう一回は田舎風料理のランチで出てきた。
肉はそれほど多くはないが 特に癖もなくおいしくいただいた。
頭も食べられるのかも知れないがそのまま残した。なかなかリアルだ。後ろの揚げ物は魚のすり身らしく これも美味だった。
高台にあった田舎風のレストラン。中国風の白壁とレリーフの飾りで趣があった。
「食はその国の固有の文化の重要な部分」なので 尊重されるべきだ。ハトを食べてみると確かに美味しいし 例えば日本ではクジラを食べるのに ハトは平和の象徴なのでかわいそうだとかいうのは個々の選択の範囲であって 声高に言うべきものではないだろう。