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Tokachi Hütte Project (十勝ヒュッテ)
20241120(水) 22:58

中国のEV 予想より進化している

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 中国の友人が買ったばかりというBYDのEVに乗せてくれた。一番驚いたのはインパネにあるモニターのデカさだった。普通のディスクトップに比べると小さいが 私のノートパソコンよりはるかに大きい。これなら分割画面でもカーナビ地図は十分に見えるし 多角カメラの再構成で駐車場の微妙な移動も簡単だ。ちなみにPCの性能は最新のスマホ以上だそうだ。

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 運転中にも電話が入り バンバンやり取りしている。日本の感覚だと「法令で運転中の通話はご法度のはず」と思うが 現在の中国は自動運転を普通の車に取り入れつつあるので 「もし自動運転車ならタクシーに乗っているのと同じ」で 乗員は電話を掛けようがネット会議をやろうが構わないのかもしれない。このPCはタッチパネル・音声の対応で もちろんスマホとも連動している。
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 EVはナンバープレートが緑色なので簡単にわかるのだそうだ。

 航続距離は気になるが この車は満充電で700km走行可とのこと。満充電は6時間ほどかかるが 自宅にも職場にも充電設備があるので不自由はないとのこと。もう一人の若者の車にも乗せてもらったら 彼の車は航続が400kmで充電は45分ぐらいとのこと。ちなみに電気代はガソリン換算だと半額以下のようだ。これなら新車を買う時にガソリン車という選択肢はまずないだろう。
 EV車をあまり見ない日本では EVというと電池の安全性とか航続距離とかが議論になってしまうが 世界の新車事情ではEVに「PCによる安全性と快適性」が加わっている。130年の車の歴史の中で「一種の革命」が起こっている。こうなると日本車は発想からして遅れてしまっているのではなかろうか。日本車は少なくとも中国では急激に売れなくなった。欧米向けではハイブリッド車で一息ついているようだが 今後の日本の自動車産業が心配だ。
 私は中国のEVが勝っているというつもりはない。一方で不景気になりつつある中国は国内消費に限界があるので輸出に力を入れるだろう。欧米・日本は関税などで自国産業を防衛するので 勢い東南アジアやアフリカなどに向かい 充電システムも含めて低価格で売りまくるのではなかろうか。儲かるとなったら後先を考えずに作りまくり 売れるところに売りまくる。迷惑なことこの上ない。
 ちなみに私自身は未だにマニュアル車で「運転感や燃費がいい」とか言っている遅れた人間だ。とてもEVにどうこう言える立場ではないが 日本の自動車産業の今日・明日が心配だ。
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