中国の友人が長年乗ったトヨタカローラからアウディに乗り換えた。彼は第一期の日本留学組だったので「日本大好き人間」のはずなので いろいろと経緯を聞いた。
中国の現在の新車販売の半数以上がEVだそうで 若者は圧倒的にEVとのこと。友人はもう定年の年齢なので この辺の考えは比較的慎重で「EVは電池交換で車両価格の1/3はかかるので 燃費が良いならガソリンで可」との結論になったそうだ。真っ先にトヨタのディーラーに行ったが 装備が古臭く感じたそうだ。一方 ドイツ車はまだガソリン車だが「装備がモダン」で 例えば車両回りのカメラや車載PCはEV並みに充実していたそうだ。(とはいえこのアウディのディーラーでも3か月後にはつぶれたと笑っていた)
これがアウディのインパネで やはり大きいスクリーンが目立つ。この画面に車の前後左右が平面的に映るので縦列駐車は本当に楽になったとのこと。もちろんスマホと連結してカーナビや電話も便利に使える。
彼に空港まで送ってもらったが 老人には苦手な空港の駐車も難なくこなしていた。
最近のEVについて日本ではバッテリーの充電時間とか航続距離などが話題になるが 実は EVの人気はコンピュータによる自動運転化などがかなり大きく ユーザーにはこの方がより重要だそうだ。友人が言うには「欧米車にはガソリン車でも便利機能が付いているが 日本車には付いていないので これでは誰も買わない」と言っていた。なるほど「世界市場では日本車は遅れている」ことになる。最近 ホンダ・日産の統合が話題になっているが 実はこの合併でこの遅れが解決できるかは懐疑的だ。