北京の12月末は札幌とほぼ同じ気温だが 朝夕はもっと冷えこむのと 雪がないのが特色だ。大学の構内ではこのようなイルミネーションがかかっていた。しかしホワイトクリスマスではない。
朝7時過ぎに朝焼けが出た。乾燥していて 気温はマイナス10℃ぐらいだろう。人々が動き出す。
9時前に出向いた。快晴だ。ちなみに5-6年前までは北京の冬空はどんよりして空気もひどく悪かったが 最近の大気環境は劇的に改善した。
道路に二三日前にはなかったロッカーがズラーッと並んでいた。これは「大学院共通テストの受験生のため」だそうだ。「屋外で大丈夫?」と思ったら「この時期の北京は雨が降らないので問題ない」そうだ。
翌 土曜の朝はホテルでも受験生の親子連れを沢山見かけた。大学に行くとこの通りフェンスが張られ ごったがえしていた。受験室にはスマホはもちろん本などは持ち込めないのでこのようなロッカーは必要だそうだ。なるほど。
夕方5時過ぎに食堂に向かったらイルミネーションがきれいだった。冷え冷えとしてダウンのコートのフードを下ろして歩いた。
注: 中国の大学院入試には基礎科目の全国テストの後に各希望校の専門と面接がある二段階と聞いた。最近 学部卒業生の数は1千万人を超えたらしい。年齢人口は2千万人程度(*)だろうから これはすごい数だ。最近の就職難から大学院進学希望は増加し 合格者は20%を切るらしい。(* 筆者の推定値なので要注意です)