これは坂本直行氏のリソグラフ(*)「冬の日高山脈」<個人蔵>だ。白い山脈は南日高の野塚岳付近で 手前の茶色の木々はカシワの林(と解釈している)。これは初冬の十勝の代表的風景だろう。
中札内のエアポートスパから国道に戻る途中の左側(西側)に広大なカシワの林がある。「カシワの枯れ葉は不思議」で もちろん落葉広葉樹のはずなのに林の中で最後まで葉っぱが落ちないので 冬の林で目立つ存在だ。何か理由があるはずだが「なぜ落ちないのか」は不明だ。どなたかご教示頂けると有り難い。
この広大な林の中には民家があり 以前から気になっていた。南側の一軒は立派な門構えで母屋もあるようだ。
北側のもう一軒も江戸時代の長屋門のようなデザインで 雪上に車の跡があるので お住まいになのだろう。開拓の頃からの由緒ある方の邸宅か あるいは裕福な方の別荘かもと勝手に推定している。この広大なカシワの林なら 住まわれている方も快適と思う。
なお これらは村道からの撮影で不法立ち入りには当たらないと思うが ご迷惑の場合はお許し頂きたい。
(*)シルクスクリーンという表記もあり 詳細は理解できていない。何れにしても版画の一種らしい。