薪割機をいろいろと調査していた。わかったことは 電動式だと破砕力6~7トン 音は静か 重量50~80kg 値段7~9万円。エンジン式は 破砕力12トン以上 スピードも速く 重量100kg超 値段15~25万円。
電動式は自分でテストをして 針葉樹や廃材は問題ないことを確認したが エンジン式はまだだった。
中古屋さんを何軒か回ったら状態の良さそうなエンジン式があったので テストさせてもらった。ミナトワークスのLSE-12K (12トン)でKOHLERの6.5馬力のエンジンが付いている。これを太さ25センチの針葉樹で試したら 問題なく割れた。
十勝ヒュッテでは造園屋さんから回ってきた広葉樹の玉切りが大量にストックされているので 広葉樹がどこまで割れるのかは重要案件だ。テストでは広葉樹の二股の部分も難なく割れた。やはり力は電動式と比べるとダンチだ。
と言うことでこの薪割機を購入することにした。オイル交換・メンテ後 納期一週間で話を決めた。後は設置場所と運搬方法を考えねばならない。
こんなことをやっていた時にたまたまヨドバシカメラに行ったら アウトドアコーナーがあって驚いたが さらに「八ヶ岳の薪」を見つけた。「どうしてヨドバシに薪があるの?」値段もびっくりだし「長野から北海道までわざわざ運ぶのか? 地産地消だろう!」。
薪束がこんなにあちこちで売られているなら ひょっとして「薪はビジネスになるのかも知れない」。木材は再生可能エネルギーの一つとはいえ エネルギー密度はかなり低いはずだが。。
<補足>木質バイオマスの熱量単価は 1kWh 当たり木材チップが7.0 円 木質ペレットが10.1円。A重油の11.2円 灯油の12.4円と比較して安価なエネルギーとのこと(岩手県林業技術センター成果速報 No.124 )。
また 別情報では「薪の標準的な値段は50円/kg程度」だそうだから 10kgの薪束で500円程度。10kgの荷物を長野から北海道に運ぶ運賃は相当かかるだろう。どう考えても地産地消じゃないとメリットはない。