2月12日は天候が落ち着いたので 懸案になっていた芽室町のふるさと歴史館「ねんりん」を訪ねた。道道55と芽室からの道道317との交差点にあった。もと美生小学校(写真左側)の構内にある打ちっぱなしコンクリートのモダンな建物(写真右側)だった。
体験コーナーもあるとのこと。火水曜が休館。
芽室の歴史。1888年(明治19年)に晩成社の依田勉三の同志だった鈴木銃太郎が中心となって開拓がはじまったとのこと。
1910年には十勝側の北にあったアイヌのコタンにアメリカの人類学者フレデリック・スターが訪問してイオマンテを見学したそうだ。
開拓に用いた大型のノコギリや斧などの展示
暖房用具などもあった。これは本州でもよく見たものだが こんな簡単なもので 十勝のあの寒さを過ごしたかと思うと大変なことだと思う。
興味深かったのは 自転車の展示の説明だった。大正期の芽室の人口は7,700だったそうで 現在は17,000人だそうだ。芽室町は現在でも大きい町と思うが 少なくとも人口は2倍以上に増えているのは驚きだった。
もう一つ珍しいのは 芽室町立病院の展示コーナーがあったこと。医療はいつの時代も重要なインフラだが このあたりの特色は町まで遠いし 各戸も離れているので 病人やけが人が出た時は本当に大変だったと思う。このような展示は重要な事と思う。
もと小学校の校舎には大相撲62代横綱大乃国の資料館があるようだ。これは次回にしたい。