羊毛で描く "花のひと"
〜お母さんの羊毛布団〜
ある方から
思い入れのある 羊毛布団をいただきました
その布団は
その方のお母さんが 当時 飼っていた羊の毛を刈り、洗い、布団に仕立て 嫁入りに持たせてくれたという 愛情たっぷりの布団
年月を経て
布団キレはいたんだけれど、中の羊毛はきれいで 処分することができず、
使ってくれませんか?と
私の元へ やってきました〜
それは とってもふかふか^ ^
ありがたくいただくことにしました。
・・・・ある11月の一日
この布団の羊毛は弾力はあるけれど フェルト化はしにくそうだなと思い、
フェルティングしやすそうなコリデール種の羊毛でくるんで 一体化したらどうだろうと 思いつきました!!
カラフルな色合いで ニードルで大まかに刺してゆきました〜
そして 反対側は。。
一晩寝て 目覚めたら 花冠を頭にのせたひとのイメージがポワンと浮かんできたのです。
それで 下書きもなく羊毛で 浮かんだイメージを思いながら羊毛で描くように色を置いて浮きました。
それは 不思議とすすーっと 描けました^^
それで 小春日和のぽかぽかな日でしたので
外に持ち出して 石けん水をかけてフェルティングしていきました。
でも とっても分厚いので なかなか石けん水も下まで浸透してくれなくて 一苦労、
ひっくり返すのも水分を吸い込んで 力仕事 ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
長い木の丸棒があったので 端から巻き寿司のように巻き込んで
反転して また 手で絡めていきました。
それで 昼をまたいで作業して
やっとこさ 羊毛布団の中味と被せた羊毛が一体化!したので
お風呂場に運んで 石けん分を洗い流し
水分を切って 物干しにかけて 乾かしました〜
乾いた後は 裏側を紡いだ毛糸でチクチク刺し子しました。
こうして ”花のひと”が うまれました ╰(*´︶`*)╯
そして 今回の作品展のメインになりました。
よかったら 裏側ものぞいてみてもらったら 嬉しいです。
そして このフワフワな弾力を
ぜひ触って感じてみて欲しいです♪
・・・・・”花のひと”は もしかしたら このお布団を作ったお母様の若かりし頃の姿なのかしら?
それは私にもわかりませんが
愛情の花束を抱えた 女神さんのようにも思えるのです。
だってね、不思議と ポワンと浮かんできたものだから。。
これに寝転んだら お日様を浴びて温くなった芝生のようなんです。
あったかい羊毛布団を再生させてもらい
本当にありがとうございます m(_ _)m
こちら作品展の様子です12/15(金)まで 開催しています。(12日・火曜定休日)
行き先が決まったものもありますが
若干 数が少なくなりつつありますが おおむね見ていただけます。
*昨夜から雪が積もりましたね。
お出かけの際は足元や車の運転に十分気をつけましょう@
あ、ジョン レノンのイマジン流れてきた♪
命日ですね。