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庭十勝blog | 庭づくりの日々|十勝・帯広
庭十勝 niwatokachi

202121(月) 12:49

ナチュラルウッドフェンスの景

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アメリカンタイプの天然木柵のある庭の事例です。

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景観を引き締め適度な目隠し効果があります。

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ホワイトベージュの住宅外壁サイディングの横ラインに対する縦子で組まれた板柵のコントラスト。

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見えないところに気を配る中野製作所の心遣い。
耐劣化・外圧強度・美観に配慮した構造。

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庭園はシンプルな構成で利便性に配慮。
庭面は水平を保っています。

遊んだり寛いだりする場所なので当たり前なんですが、時として使えなさそうな現場を見かける事があります。コストの件や希望等でそうなったとは想像いたしますが、出来上がるまでわからなかったという声もお聞きした事がありました。

住宅はほぼ接する道路よりは高くレベルが設定されているので、その距離にもよりますが水平面を確保しようとしたら必ず高さのギャップがお庭のどこかに発生します。

設計上平面と想定される広場と道路との間に何もない設計になっている場合、どのような処理になっているかを確認した方がいいでしょう。

もちろんコストにも関わる事なので、ギリギリの中で資材を使用できない場合もあるかと思いますが、それにより予想される弊害等も把握しておく事が必要であると思います。

せっかく出来た芝生広場が斜めでボール遊びができないとか、プールを置けないと何のためのお庭だったのかということにもなりかねません。


このお庭の場合は、アメリカンフェンスがメインでしたので、その高さから外からの景観的バランスも大切な要素になりました。あまり足元を高くしてしまうとバランス感覚を欠いてしまう事とコストバランスを考慮した上で資材形状を決め、残りのギャップ処理を検討しました。

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三方向の高さ処理を部材間の距離を勘案して配置を決めています。

機能は果たしながら見た目の違和感が無いような工夫です。

永く愛されるための庭づくりを目指してひとつひとつのお庭と向き合っています。





2020年 帯広市

設計:タカダ ヒロキ
施工協力:オフィス ガク
     WOODNACKS 中野製作所
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