2011年8月29日(月)
映画「神様のカルテ」イケメンじゃない翔君はわざとかも。
観る×46
先週末から公開になった映画
「神様のカルテ」見てきましたよ。
神様のカルテ 公式サイト
原作は本屋大賞受賞のベストセラー、主演が嵐の櫻井翔×宮崎あおいってことで、話題先行の映画になってますよね。
しかし!この映画、単なる話題のアイドル映画だとは思ってほしくないのです。
まず、主演の翔君が、最初から最後まで「かっこよく」ありません(笑)
なので、イケメン翔君を期待していったらがっかりするでしょう。
個人的には原作を読んで、原作が大好きだったので、映画も見に行ってきました。
単純にとっても良かったです。もちろん2時間という枠の中で、取りこぼされているところも多々あったのですが、全体を通して淡々と、丁寧に医療現場の日常を切り取った、優しくてあったかい映画になっていましたよ。
ただ、原作を読んでいたので、すんなり理解できるところも多かったのでこの「映画」だけを見ると、なんで?これはどうして?って部分はあるかもしれないですね。
掘り下げどころがそこじゃなくて・・・って部分があったのは否めません。
翔君は「嵐」を消して、主人公の「一止」(通称イチ)泣き虫で優しすぎる変人医師、抑揚を抑えて演じていました。
あおいちゃんは、もともと原作の「ハル」のイメージにはぴったりだったので、すんなりはまり役になってましたね。
男性なら誰もが憧れる、理想の女性像だと思います。
原作でも患者さんの安曇さんのキャラが、素晴らしくって。
それをどなたが演じるのか気になっていたんですが、
加賀まりこさん。
正直、映画を見る前は、もっとか弱いイメージの役者さんの方が・・・と思っていたんですが、さすが加賀サンです。
強くて美しいイメージの女優さんですが、ここでは末期ガンのはかなげで、それでも最後まで感謝しながら生き抜いていく姿を見事に表現されていました。
ふるだぬき先生役が柄本明さん、さすがベテラン、この映画でも魅せてくれました。
この作品のテーマのひとつは「終末医療」
自分の死期がわかったとき、それをどう自分で受け入れ、医療現場では何ができるのか。
たとえ身体は救えなくても、心は、きっと救える・・・
救う 掬う 抄う
どちらも「すくう」手だけではなく心までも使って、痛みを受け止める・・・
こんな時代だからこそ、やりきれない思い、大切な誰かの気持ちにそっと寄り添ってあげること、そんな人間愛を改めて思い出させてくれる、とってもあったかくって素敵な映画になっていましたよ。
現役のお医者さんが書いた小説は、綺麗ごとではない現代医療の現実も浮き彫りにしています。
大きな手術をやるような、スーパードクターではない分、よりリアルな人間ドラマになっています。
もし映画を見て、ちょっと物足りないなぁ?と思う方がいましたら、ぜひ原作もあわせて読んでほしい作品です。
音楽が辻井伸行さんのピアノだったんですよね。
これがまた素晴らしくって。
今ドラマ「それでも生きてゆく」も辻井さんのピアノが流れるんですが、改めて素晴らしいピアニストだと。
心の琴線に触れるピアニスト、音色が映像とあって美しかったです。
「神様のカルテ」見てきましたよ。
神様のカルテ 公式サイト
原作は本屋大賞受賞のベストセラー、主演が嵐の櫻井翔×宮崎あおいってことで、話題先行の映画になってますよね。
しかし!この映画、単なる話題のアイドル映画だとは思ってほしくないのです。
まず、主演の翔君が、最初から最後まで「かっこよく」ありません(笑)
なので、イケメン翔君を期待していったらがっかりするでしょう。
個人的には原作を読んで、原作が大好きだったので、映画も見に行ってきました。
単純にとっても良かったです。もちろん2時間という枠の中で、取りこぼされているところも多々あったのですが、全体を通して淡々と、丁寧に医療現場の日常を切り取った、優しくてあったかい映画になっていましたよ。
ただ、原作を読んでいたので、すんなり理解できるところも多かったのでこの「映画」だけを見ると、なんで?これはどうして?って部分はあるかもしれないですね。
掘り下げどころがそこじゃなくて・・・って部分があったのは否めません。
翔君は「嵐」を消して、主人公の「一止」(通称イチ)泣き虫で優しすぎる変人医師、抑揚を抑えて演じていました。
あおいちゃんは、もともと原作の「ハル」のイメージにはぴったりだったので、すんなりはまり役になってましたね。
男性なら誰もが憧れる、理想の女性像だと思います。
原作でも患者さんの安曇さんのキャラが、素晴らしくって。
それをどなたが演じるのか気になっていたんですが、
加賀まりこさん。
正直、映画を見る前は、もっとか弱いイメージの役者さんの方が・・・と思っていたんですが、さすが加賀サンです。
強くて美しいイメージの女優さんですが、ここでは末期ガンのはかなげで、それでも最後まで感謝しながら生き抜いていく姿を見事に表現されていました。
ふるだぬき先生役が柄本明さん、さすがベテラン、この映画でも魅せてくれました。
この作品のテーマのひとつは「終末医療」
自分の死期がわかったとき、それをどう自分で受け入れ、医療現場では何ができるのか。
たとえ身体は救えなくても、心は、きっと救える・・・
救う 掬う 抄う
どちらも「すくう」手だけではなく心までも使って、痛みを受け止める・・・
こんな時代だからこそ、やりきれない思い、大切な誰かの気持ちにそっと寄り添ってあげること、そんな人間愛を改めて思い出させてくれる、とってもあったかくって素敵な映画になっていましたよ。
現役のお医者さんが書いた小説は、綺麗ごとではない現代医療の現実も浮き彫りにしています。
大きな手術をやるような、スーパードクターではない分、よりリアルな人間ドラマになっています。
もし映画を見て、ちょっと物足りないなぁ?と思う方がいましたら、ぜひ原作もあわせて読んでほしい作品です。
音楽が辻井伸行さんのピアノだったんですよね。
これがまた素晴らしくって。
今ドラマ「それでも生きてゆく」も辻井さんのピアノが流れるんですが、改めて素晴らしいピアニストだと。
心の琴線に触れるピアニスト、音色が映像とあって美しかったです。
辻井伸行「神様のカルテ」
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