「初恋の人探します社」代表　佐藤あつ子　著

もう一度会いたい　
　　　思い出の人、さがします
を読みました。
やはり、タイトルに心惹かれて手に取った本

以前ＮＨＫのドキュメンタリーでも取り上げられていたそうですが
本当にそういう探偵事務所が大阪にあるんですね。
初恋の人探します社

調査の判明率は９５％
女性社長がかつて佐藤さんは「もう一度あの人に会いたい」と、
名前しか分からない男性を電話帳などを手がかりに
探し続けたことがあった。
念願の再会へ、あと一歩のところまでたどり着いたが、
出会いから７年が過ぎており、結局、「相手に迷惑をかけるかもしれない」
と調査を打ち切った。

そのとき「ほかにも同じような人がいるかもしれない。
初恋の人を探すことは、人助けにつながるかもしれない」
と思ったのが、会社設立のきっかけだった。

この本は彼女の第二弾

今回の著書には
　　突然消えた彼女を捜す青年のお話
　　産んでくれたお母さんに一言ありがとうと伝えたい想い
　　ＳＭの女王様を捜す話
　　戦争で引き裂かれた恋人を探す話

などなど、実話をもとにしたエピソードがいろいろ綴ってありました。

中でも胸をうったのが、戦争で引き裂かれた恋人を探すお話
音信がとれない恋人を待ち続けることができずに結婚してしまった後
その恋人が帰ってきたんです。
彼女のことを探してきてくれたのですが、もう結婚していたので
逢うのをためらい・・・・
彼女は結局心のどこかでその事を６０年ひきづっていて、
死ぬ前にもう一度会いたいと調査を依頼したんです。

結局残念ながら相手の男性はもうお亡くなりになっていたのですが
幸せな人生を送っていたと知り、その墓前に手をあわせる事ができた
というエピソード

きっとこんなむごい別れはたくさんあったのでしょうね。


誰でも一度や二度、初恋の人はどうしてるかなぁ？
とか想い出すこと、きっとありますよね。

現実に探そうとまでは思わなくても、心のどこかで
元気で居て欲しいと願うもの。

もし、どうしても伝えたい思いを残したまま離れてしまった相手だったり
あの日の出来事の意味がどうしても知りたかったり

そんな強い思いがある人にはとても頼りになる会社なのでしょうね。


逆を言えば、人と人とのかかわりはいつどんなカタチで終わるかわからない。
だからこそ、出逢う人には笑顔で接したい。
その人の思い出の中で、笑顔の印象を残せたら・・・。
一日一日を悔いのないように、大切に丁寧に
後悔のない人生を歩んで行けたらなぁ、なんて思った読後でした。

みなさんの初恋の人はどんな人でしたか？


＜本日のオマケ＞
初恋の人は「マサヒロ」
ではありませんでしたが、あしからずww
こっちは初めて食べたけど美味しかったです♪