2010年4月4日(日)
「横道世之介」青春時代に君に出逢いたかった
読む×33
久しぶりのブックレヴューです。
毎日バタバタ、なかなか本もじっくり読めずにいるんですが、これは面白かったのでご紹介。
吉田修一 著 「横道世之介」
ストレートの青春小説です。
といっても、青春ど真ん中の人が読むより、80年代に学生をやっていたアラフォー世代の人が読むとぐっとくると思います。
あの人に逢っていたから、自分の世界がほんの少し変わっていたのかもしれない。
意識したり、気づいていなくてもそんな人がどこかにきっといるのかも。
人は人と関わって生きていますよね。
世界はいろんなふうにつながっていて、誰かが誰かの支えになって、誰かの背中をそっと押してくれている。
懐かしい青春時代、どうってことない日常の中で、確かにキラキラ輝いていたカケラがちりばめられていたはず。
今がしんどいだけなわけじゃないけど、ふと懐かしく思い出すのはどうでもいい笑えるエピソードだったりしますよね。
この本を読むと、最初は全然冴えない世之介が、なぜか最後はとっても愛おしく思えてきます。
読み終えると、過去の自分のためにも今の自分をこれからの自分をしっかり生きていこうと前向きに思えました。
笑えて懐かしくってちょっと切なくって、ほろりとあったかく優しい気持ちになれる一冊です。
この季節におすすめの本ですよ。
毎日バタバタ、なかなか本もじっくり読めずにいるんですが、これは面白かったのでご紹介。
吉田修一 著 「横道世之介」
青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世の中には大勢いるかと思うと、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。懐かしい時間。愛しい人々・・・。
風薫る80年代青春群像を描く。
横道世之介。
長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な東京に住む上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れないお人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている「ザ・大学生」。どこにでもいそうで、でもサンバを踊るからなかなかいないかもしれない。なんだか、いい奴。
ストレートの青春小説です。
といっても、青春ど真ん中の人が読むより、80年代に学生をやっていたアラフォー世代の人が読むとぐっとくると思います。
あの人に逢っていたから、自分の世界がほんの少し変わっていたのかもしれない。
意識したり、気づいていなくてもそんな人がどこかにきっといるのかも。
人は人と関わって生きていますよね。
世界はいろんなふうにつながっていて、誰かが誰かの支えになって、誰かの背中をそっと押してくれている。
懐かしい青春時代、どうってことない日常の中で、確かにキラキラ輝いていたカケラがちりばめられていたはず。
今がしんどいだけなわけじゃないけど、ふと懐かしく思い出すのはどうでもいい笑えるエピソードだったりしますよね。
この本を読むと、最初は全然冴えない世之介が、なぜか最後はとっても愛おしく思えてきます。
読み終えると、過去の自分のためにも今の自分をこれからの自分をしっかり生きていこうと前向きに思えました。
笑えて懐かしくってちょっと切なくって、ほろりとあったかく優しい気持ちになれる一冊です。
この季節におすすめの本ですよ。
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