2010726(月)

真夏の夜の「道尾秀介」

読む×33

真夏の夜の「道尾秀介」

夏の夜、ちょっぴり怖い小説を読んでみたくなりませんか?

最近ちょっと気になる作家さん

道尾秀介 著の「シャドウ」読んでみました。

ミステリー好きな方ならもうご存知の作家さんだと思いますが、先日まで放送されていた木村君のドラマ

「月の恋人」の作者さんといえばわかる方も多いかも?

関係ありませんがビジュアルも結構好みでして・・・(笑)
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「シャドウ」
母が亡くなり、父の洋一郎と2人だけの暮らしが始まった数日後、幼馴染の亜紀の母親が自殺した。
そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが・・・。
父とのささやかな幸せを願う少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の事実とは・・・?

ここだけのあとがき「シャドウ」外部リンク

若手生粋のストーリーテーラーといっても過言ではないでしょうね。
張り巡らせれた伏線、罠、巧緻な作風を持つ彼の作品はぐいぐい読ませる力があります。

決してハッピーエンドではない悲しい出来事も起きたりするんですが、その中で自分の感情とどう折り合いをつけ、「赦し」「救い」を求めていくか。

不完全な人間ではないからこそ、愛おしい存在である、そんなことを感じさせる作品です。

道尾さんを読もうと思ったのは

コラボ企画の単行本「Story Seller」に入っていた「光の箱」を読んでから。
これがとっても面白くって。

そのあと「花と流れ星」という短編集も読んでみました。
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こちらもさくさく読めちゃうちょっぴり怖くて不思議な物語。

お話をつむぐのがとっても上手な作家さんだなぁと思ってます。
「向日葵の咲かない夏」「光媒の花」いわゆる「十二支シリーズ」
などなど、まだ彼の代表作は未読なので、この夏は少しずつ読んでいこうかな?と思ってます。

夏の夜のミステリーをお探しの本好きの方には、オススメの作家さんだと思いますよ。

道尾FANの皆様、この小説はぜひ読んでみて!というおすすめがあればぜひ教えてくださいね。






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