観る(46)


2012113(金)

シネとかち高良健吾特集「おにいちゃんのハナビ」

観る×46

シネとかち高良健吾特集「おにいちゃんのハナビ」

NHK北海道発スペシャルドラマ「大地のファンファーレ」

応援企画として、地元のシネとかちで主演の高良健吾特集というのを本日まで開催していましたね。

最終日の本日「おにいちゃんのハナビ」上映前に、高良健吾さんの舞台挨拶があるということで、行ってきましたよ!

NHK朝の連続TV小説「おひさま」の丸山和成(通称カズさん)としても知名度があがった若手実力俳優です。

個人的には2009年の「フィッシュストーリー」でその存在を知りまして、以来、見る映画見る映画に様々な役で登場していて、その存在に注目していました。

こんな田舎町、しかもとーってもキャパシティの狭い、古い映画館に来てくれるということで、こりゃー行かなきゃダメでしょ?と。

先着80名ということで、1時間前くらいに並びましたが、案外すんなり入場することができましたよ。

狭い映画館の2列目をGET。めっちゃ近かったです。

本人、TVそのまま、とーってもカッコよかったです。
今日のスタイルはグレーの帽子に黒縁のメガネ、上は割と細めの千鳥格子(茶&黒)ジャケットに下はパッチワークのデニムパンツ(先輩のARATAさんのブランドのパンツだそうです)

ほんとお洒落。背がすらーっと高くてめちゃくちゃお顔が小さい。やはり芸能人オーラ出てましたよ。

ちょうど撮影がクランクアップして、ちょっとだけ飲んできちゃったとおちゃめにおどけてました。
インタビュアーが主に今回のドラマの話についてやりとりをしたあと、思いがけず会場からの質問コーナーが。

思い切って手を挙げたら当ててもらっちゃいました!

私「前回の撮影時は、オンネトーや映画館に行かれたそうですが、今回は自由な時間はありましたか?」

「残念ながら今回は朝5時からの撮影とかが続いて、自由な時間はまったくなく残念だった」とのこと。

「映画、前は太陽さんに行ったんですが、こんなところ(シネとかち)があるの知らなくって、ここいいですねー。
この雰囲気好きですよ。
ふらっと入れる感じで、あまりメジャーじゃない、今は上映してないような好きな作品のポスターがいっぱい貼ってあって、今度は迷わずここにきます。」

などと、ずっとこちらの顔を見ながら丁寧に答えてくれました。もう感激です。

他の方の質問にもとっても丁寧に答えてくださり、まったく気取ることもなく、とっても気さくで、人柄のよさが全面に出て本当に等身大の爽やかな、人間的に素敵な男性だなぁっとますます惚れ直してしまいました。


前置きがかなり長くなってしまいましたが(汗)

映画「おにいちゃんのハナビ」です。
おにいちゃんのハナビ外部リンク

先の舞台挨拶で、高良君本人が、「話としてはとてもベタなんだけど、だからこそ、ここで泣かせようとか、そういうお芝居は一切しないで、ボクも美月ちゃんも、本当に自然に計算しないで演じた、とても印象深い映画」だと

実話を基にした作品です。

年に一度打ち上げられる花火に思いを託す余命わずかな少女とひきこもりだった兄の絆を描く感動ストーリー

こう書いてしまうと、あらすじだけで内容が読めちゃう感じなんですが、この映画はそれだけで見逃すのはもったいない作品でした。

いかにもお涙ちょうだいって演出ではなく、役者さんそれぞれが本当にいい意味でシンプルに演じていて。

大画面で見る花火はとっても美しくって感動的で、映画館で見てよかったなぁと思えた作品でしたよ。

高良君が普段はめちゃめちゃお洒落なのに、この映画では冴えないひきこもりのお兄ちゃんって設定で、着ている服も変なジャージで髪もボサボサ、ダサダサなのがかえって新鮮で面白かったです。

美月ちゃんは頭髪丸刈りで望んでいるだけあって凄みがあります。

二人の兄妹がなんともほほえましく、優しくあったかくって、印象深い素敵な物語になっていました。

まだ見ていない方がいらっしゃいましたら、断然おすすめの一本です。



ライブでアーティストを近くで見るチャンスはありますが、俳優さんをこんな身近で拝見できるチャンスはそうそうないですよね。ましてこんな田舎で。(笑)

今回、こんな機会を与えてくださった関係者各位に感謝です。

NHKのドラマも今からとっても楽しみです。
本人にお逢いできた?ことで、これからますます彼の作品、楽しみに応援していきたいなぁって思いましたよ。


最後まで読んでくださった方、長々とお付き合い感謝です。



2011128(木)

映画「僕たちは世界を変えることができない」・・・だけどその先にあるもの

観る×46

おかげさまで、先日、開店7周年記念SALE、
無事終了いたしました。

雪にもかかわらず、たくさんのお客様に
足を運んでいただき感謝感謝です。
すっかり挨拶が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

SALEは終わりましたが、
新商品も続々入荷しています。

また来年の8周年に向けて、これからも「おさるのかぐや彩優木」
何卒よろしくお願い致します。
映画「僕たちは世界を変えることができない」・・・だけどその先にあるもの

今日はお店の話題ではなく、映画の話題で失礼します。

帯広ではやっと公開になった

「僕たちは世界を変えることはできない」外部リンク


遅ればせながら見てきました。

向井理君が大好きな私としては、当初、帯広では公開予定がなかったことに非常にヤキモキしていたのですが、こうやって劇場で見ることができて、ほんと嬉しかったです。

で、感想。想像以上に、すごくよかったです。
個人的に、ちょっとぐっときてしまって、後半は涙が止まりませんでした。

フツーの医大生がある日、ふと思い立って、「カンボジアに学校を建設する!」という実話をベースにしたフィクションです。

映画として、賛否両論はあるでしょう。

恵まれた何不自由のない生活を送っている日本の医大生、それが思いつきで、あくまで前半は「ノリ」で、いわば、偽善のようなボランティアをやろうとする。

映画も前半は、現代の日本の若者をすごくリアリティ溢れたPOPな感じで進めていきます。

カンボジアに渡ってからは、そこに流れる空気間が一転します。
あくまでドキュメンタリーに近い感じで、役者のリアクションそのまま、現地の状況をそのまま焼き付けていきます。

その手法のおかげで、自分も一緒にカンボジアに渡ったように感情移入できました。

帰国してからも学生達はそれぞれいろんな葛藤を乗り越えて・・・

タイトルにもあるように、それで何かが変わるわけではありません。
自分ひとりの力ではどうすることもできない。

所詮、偽善だろ?自己満足だろ?そんなんで何が変わるのさ?
やってもたいして意味のないことになんの意味があるのさ?
そうやって言うこと、馬鹿にすることは簡単です。

でもだからって最初から何もやらないのがいいことなのか?

映画で取り上げたのはカンボジアのことでしたが、いろんな場面で、同じようなことがあるのでは?と私たちに投げかけられた気がしました。

向井君、窪田君、柄本君は、ゲゲゲの女房でも共演してるだけあって、とっても息があっていましたし、桃李君も、チャラ男からの成長振り、爽やかに演じてましたよ。

多分、いつもは完璧に見える向井君が、映画の中ではまるでダメ男を演じてるのがとっても新鮮で。

FANとしてはそれまた可愛いなぁと思って見てしまうのでした。

でも単なるアイドル映画とは一線を画した、考えさせられる青春ムービーになってましたよ。

若い人にこそ見て欲しい作品だなぁと思いました。
個人的には今年見た映画の中でベスト3には入ってます。

カンボジアの子供たちの笑顔、それが何よりの救いです。

主題歌もそれぞれ効果的に使われていましたよ。



2011114(金)

映画「ステキな金縛り」豪華キャストてんこ盛りのB級グルメ?

観る×46

映画「ステキな金縛り」豪華キャストてんこ盛りのB級グルメ?

先週から公開されている映画

「ステキな金縛り」見てきました。

ステキな金縛り公式サイト外部リンク

やはり三谷作品は相変わらず人気ありますね。
レディースデイと祝日が重なったので、夕方の回でも、映画館はほぼ満席状態。さすがです。

TVでの番宣もたくさんやっていて、話題にもなっていますよね。

まず、毎回そうですが、この豪華なキャストに驚き。
まともにこの俳優陣使ったら、映画3本は撮影できそうな・・・この辺りは三谷監督の人徳なんでしょうね。

今回も、主要キャストはもちろん、こんなチョイ役、あんなチョイ役でも、主役級の俳優さんがばんばん出てきます。

見逃すような配役はありませんが、誰がどこで出てくるのかは三谷作品の楽しみのひとつですよね。

ストーリーは王道の法廷モノ。
証人は幽霊の落ち武者。

まぁベタな展開ではあるんですが、深津ちゃんの可愛さと西田敏行さんのコメデイアンぶりはやはりさすが。

それぞれの俳優さんもいかに笑わせるかというよりは、まず自分がめいっぱい楽しんで演じてるのが伝わってきます。

個人的には前回「マジックアワー」と同じ役どころで出ている佐藤浩市さんと、奥様(篠原涼子さん)ともどもそこまでやってくれるんだ?の市村正親さんがツボでした。


会場は終始笑いに包まれてましたよ。
ほんと随所に笑える部分が織り込まれていました。

ただ、ちょっと辛口で言わせて貰えば、言われているほど、泣ける感動作とまではいかず、ちょっとマンネリ気味なのは否めないかなぁ。

三谷作品の最高傑作!とまで言い切るのはいかがなものかと。
これはあくまで好みの問題で、作品の好き嫌いは個人差なんですけどね。


それでもやはり、何も考えず、エンタメとして笑えるのは保証されていますし、豪華な俳優陣を見るだけで価値はあります。

ストーリーにもうちょい工夫があれば、更に満足できたのになぁってのが正直な感想です。
これが三谷作品だからって期待が大きすぎるせいも、多分にあるんでしょうけどね。


明日の夜には、同じキャストでまったく違うドラマも放送されるようですね。

ステキな隠し撮り外部リンク

今度はこちらも見てみようと思ってます。



2011106(木)

映画「探偵はBARにいる」~THE昭和テイストの和製ハードボイルド

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映画「探偵はBARにいる」~THE昭和テイストの和製ハードボイルド

遅ればせながら
映画「探偵はBARにいる」
観て来ました。

「探偵はBARにいる」公式サイト外部リンク

いやぁ単純に面白かったです。

映画はまさに古きよき?東映時代にオマージュを捧げたような、全編、昭和テイスト満載の極上エンタメに仕上がっていましたよ。

さすがに私の年でも「探偵物語」「傷だらけの天使」60年代のヒット作品はリアルタイムでは見ていません。

それでも、きっとそんな作品を平成版で作りたかったんだろうなぁってのは随所に感じられました。

クスクス笑わせてくれるコネタ、ギャグ、ちょっとしたお色気もあり、アクションあり、ちょっと無理があるだろうっていうストーリー展開や、最後はほろっとさせる人情劇もひっくるめて、見終わった後にはあー面白かったって爽快感も味わえます。

小道具やロケ地なんかも細部にわたって凝ってましたよ。

ススキノはもちろん、札幌の観光名所は随一押さえてましたし、「やきそば弁当」「開拓おかき」バッグに流れる映像は「日ハムファイターズ」みたいに、道民ならツボ押されまくり。

北海道愛のある方にはぜひぜひ見てほしい映画になってます。多分DVDになって、何度も再生するとマニアにはまた新しい発見がありそうな、そんなこだわった映像になってました。

大泉洋さん確かにちょっとはかっこよく見えたかな?(笑)
衣装やアングルで一応二枚目には撮影してもらってますが、やっぱ洋ちゃんは洋ちゃんなわけで・・・

松田龍平さんはひょうひょうとしてて、この役ははまってますね。どうしてもお父さん松田優作さんを髣髴させてしまうのは、監督の狙いでもあるのかな。

今回はあくまでシリーズ第一作の位置づけのようなので、つかみはOKといったところでしょうか。

今後、龍平君メインのストーリーがあってもいいなぁと個人的には思いましたよ。

悪役の高嶋政伸さんはほんとお見事。最近はちょっと悪役づいてますね。
最初Gackt(ガクト)?、ふかわりょう?かと思いましたもん。まぁその意味は見てのお楽しみですね。

とにもかくにも、王道のスト-リーではありますが、スピード感もあり、一本の映画としては充分楽しめる作品になってました。

まだ見てない人はぜひぜひ、おすすめの1本ですよ。

カルメンマキさんの歌もまさしくThe昭和の雰囲気にびたはまりでしたね。

時計を止めて


<本日のおまけ>

映画の後は、昨日からプレオープンしている新しいカフェへ行ってみましたよ。

CafeTerraceARLES(カフェテラスアルル)
画像

白い壁に天井が高くてアンテイークな机と椅子

画像
画像

お洒落要素満載の都会的な洗練されたカフェでした。

明日7日までプレオープンで全品50%OFF
8日にグランドOPENのようですよ。

札幌のCAFE BLANC(カフェブラン)様の姉妹店

カフェテラスアルル
帯広市西5条南18丁目1

Phone 0155-67-0678
Open 11:00
Close 22:00
L.O 21:30
不定休

Cafe Terrace ARLES外部リンク


西5条の土日びっくり市様の道路挟んで西側です。



2011829(月)

映画「神様のカルテ」イケメンじゃない翔君はわざとかも。

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映画「神様のカルテ」イケメンじゃない翔君はわざとかも。

先週末から公開になった映画

「神様のカルテ」見てきましたよ。

神様のカルテ 公式サイト外部リンク

原作は本屋大賞受賞のベストセラー、主演が嵐の櫻井翔×宮崎あおいってことで、話題先行の映画になってますよね。

しかし!この映画、単なる話題のアイドル映画だとは思ってほしくないのです。

まず、主演の翔君が、最初から最後まで「かっこよく」ありません(笑)

なので、イケメン翔君を期待していったらがっかりするでしょう。

個人的には原作を読んで、原作が大好きだったので、映画も見に行ってきました。

単純にとっても良かったです。もちろん2時間という枠の中で、取りこぼされているところも多々あったのですが、全体を通して淡々と、丁寧に医療現場の日常を切り取った、優しくてあったかい映画になっていましたよ。

ただ、原作を読んでいたので、すんなり理解できるところも多かったのでこの「映画」だけを見ると、なんで?これはどうして?って部分はあるかもしれないですね。

掘り下げどころがそこじゃなくて・・・って部分があったのは否めません。


翔君は「嵐」を消して、主人公の「一止」(通称イチ)泣き虫で優しすぎる変人医師、抑揚を抑えて演じていました。

あおいちゃんは、もともと原作の「ハル」のイメージにはぴったりだったので、すんなりはまり役になってましたね。
男性なら誰もが憧れる、理想の女性像だと思います。

原作でも患者さんの安曇さんのキャラが、素晴らしくって。
それをどなたが演じるのか気になっていたんですが、
加賀まりこさん。

正直、映画を見る前は、もっとか弱いイメージの役者さんの方が・・・と思っていたんですが、さすが加賀サンです。

強くて美しいイメージの女優さんですが、ここでは末期ガンのはかなげで、それでも最後まで感謝しながら生き抜いていく姿を見事に表現されていました。

ふるだぬき先生役が柄本明さん、さすがベテラン、この映画でも魅せてくれました。


この作品のテーマのひとつは「終末医療」

自分の死期がわかったとき、それをどう自分で受け入れ、医療現場では何ができるのか。

たとえ身体は救えなくても、心は、きっと救える・・・

救う 掬う 抄う
どちらも「すくう」手だけではなく心までも使って、痛みを受け止める・・・

こんな時代だからこそ、やりきれない思い、大切な誰かの気持ちにそっと寄り添ってあげること、そんな人間愛を改めて思い出させてくれる、とってもあったかくって素敵な映画になっていましたよ。



現役のお医者さんが書いた小説は、綺麗ごとではない現代医療の現実も浮き彫りにしています。

大きな手術をやるような、スーパードクターではない分、よりリアルな人間ドラマになっています。

もし映画を見て、ちょっと物足りないなぁ?と思う方がいましたら、ぜひ原作もあわせて読んでほしい作品です。


音楽が辻井伸行さんのピアノだったんですよね。
これがまた素晴らしくって。

今ドラマ「それでも生きてゆく」も辻井さんのピアノが流れるんですが、改めて素晴らしいピアニストだと。

心の琴線に触れるピアニスト、音色が映像とあって美しかったです。
辻井伸行「神様のカルテ」



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