気がつけばすっかり秋の空気。
十勝らしくない蒸し暑い夏が過ぎ去っていきました。
からっとした晴天の日が少なかったですね。
休みの日に天気に恵まれず、焼肉ができずに不完全燃焼な夏でした。
でも、十勝は秋がとてもいい。
焼肉日和に恵まれると信じて実りの季節を迎えようと思います。
さて、今日は筆跡鑑定について少しばかり。
筆跡鑑定は民事裁判にかかわることがよくあります。
裁判の世界は独特です。
関わらなければ知ることが出来ないようなことだらけです。
一般的な考えとして
私たちは、“裁判所は真実を追究してくれる”ものと思っています。
しかし、
民事事件では「裁判所はあなたに代わって正義を追求してくれる」事はありません。
または、それを期待できません。
自分は正しいのだから何もしなくても大丈夫だと考える事は危険です。
正しいのであれば、正しいことを証明する“証拠”を揃え
自らの口で正しいことを主張しなければならないのです。
裁判所なのに正義を追求してくれないなんて！と
恨み言を言っても始まらないのです。
この事を知ったときはショックでした。
「え～、そんなバカな・・・裁判所ってそうなの？」と思いました。
しかし、これは事実です。
人間はいつ何時、
どんな事に巻き込まれるかなんて事は誰にもわかりません。
それぞれの世界にはその世界独特のおきてがあります。
自分を守るためには
「こうであるはず、こうだろう。」といった思い込みを捨て
正しい知識を身につけることが必要です。