2019年11月20日(水)
2018年インド旅行記・9
旅行記×41
2月12日
ゴアからは一気に空路でハイデラバードまで移動した。
やはり飛行機で短時間の移動は、肉体的な負担が少ない。
ハイデラバードは私の想像を超える大都会であった。
車道が片側3車線や4車線あり、車がすごいスピードでビュンビュン行き交っている。
この街はケバブ屋がやたらと多いのに、ミールスの食べられる店を見かけない。
それでも探し当て、ハイデラバードのミールスを食す。
細かい料理の名前はわからなかったが、野菜料理やカレーも今まで食べてきたものと違いを感じる。
見た目は異なるハイデラバードのミールスだが、滋味深い味わいは南インド共通だった。
しばらく脂っこいカレーばかり食べていたので、菜食メニューは正直ホッとする。
2月13日
せっかくなので旧市街にある有名なチャルミナールへ行った。
4本の大きな尖塔が立つ場所で、ハイデラバードでは一番知られた観光スポットかもしれない。
ここハイデラバードはムスリム(イスラム教)色の強い街であり、今まで旅した南インドの地域と明らかに違いを感じる。
女性の服装は戒律に則り、黒いニカブで顔も体も隠して歩いている。
少女が母親と並んで歩いていたのだが、布で覆われている少女の顔が大きくふくらんでいた。
よく観察すると、彼女はアイスを食べながら歩いているのだった。
アイス?
屋台でインドの国民的アイス・クルフィが売っていた。
その場で食べると、私が店で出しているものと全く同じ味がした。
いやいや、ちょっと待て。
やはりビリヤニを食べなくてはならない。
ビリヤニは南インド名物で、簡単に言うとスパイスの炊き込みご飯だ。
最近になって日本のインド料理店でも提供する店が増えてきている。
ビリヤニといえば、ここハイデラバードが本場なのだ。
私は本場のビリヤニがどうしても食べてみたかった。
それも、とびっきり美味しいやつを。
そのために飛行機を使って、わざわざハイデラバードに来たんだから。
事前に調べておいたビリヤニ店が旧市街にあったので、チャルミナール見物のあとに行ってみた。
期待していたのだが、サービス悪い・値段高い・味がイマイチ・肉の量が少ない、と色々と残念な店でテンションが落ちていく。
本場の実力が、こんなものではないはずだ。
2月14日
気を取り直して、ランチタイムにハイデラバードの周辺地域(アンドラプラデシュ州)の料理がバイキング形式で食べられるレストランに行ってみたが、満席で入店を断られた。
どうにも歯車がうまく噛み合わない。
「あー面倒くさい、もう何でもいいや」
猛暑の中を歩いていると頭がクラクラしてくる。
宿に戻る途中にケンタッキーフライドチキンがあったので、冷房目当てで入る。
半ば、やけくそである。
チキンバーガー、フライドポテト、チキンナゲット、コーラをオーダーしてカウンター席に座った。
日本では滅多に食べないファーストフード。
「あれ?ウマいな・・・」
インドで食べると、なぜか美味しく感じてしまう。
そして敗北感も、ちょっと感じる。
「どこから来たの?へえー日本から」
隣に座っていた地元の若者が話しかけてきた。
「ビリヤニを食べるためにハイデラバードに来たのに・・・なんかイマイチなんだよね」
私は初対面の若者に愚痴をこぼした。
「そうなんだ・・・それなら、僕のオススメの店を教えます」
「本当に?」
若者は3軒ほど店をリストアップして、私のメモ帳に店名を書いてくれた。
「君が実際に食べて美味しいと思う店なの?」
「もちろんです」
宿に戻った私は、若者から教えてもらったビリヤニの店を調べることにした。
ネット検索して住所を特定し、宿から一番近そうな店に行くことに決めた。
つづく
ゴアからは一気に空路でハイデラバードまで移動した。
やはり飛行機で短時間の移動は、肉体的な負担が少ない。
ハイデラバードは私の想像を超える大都会であった。
車道が片側3車線や4車線あり、車がすごいスピードでビュンビュン行き交っている。
この街はケバブ屋がやたらと多いのに、ミールスの食べられる店を見かけない。
それでも探し当て、ハイデラバードのミールスを食す。
細かい料理の名前はわからなかったが、野菜料理やカレーも今まで食べてきたものと違いを感じる。
見た目は異なるハイデラバードのミールスだが、滋味深い味わいは南インド共通だった。
しばらく脂っこいカレーばかり食べていたので、菜食メニューは正直ホッとする。
2月13日
せっかくなので旧市街にある有名なチャルミナールへ行った。
4本の大きな尖塔が立つ場所で、ハイデラバードでは一番知られた観光スポットかもしれない。
ここハイデラバードはムスリム(イスラム教)色の強い街であり、今まで旅した南インドの地域と明らかに違いを感じる。
女性の服装は戒律に則り、黒いニカブで顔も体も隠して歩いている。
少女が母親と並んで歩いていたのだが、布で覆われている少女の顔が大きくふくらんでいた。
よく観察すると、彼女はアイスを食べながら歩いているのだった。
アイス?
屋台でインドの国民的アイス・クルフィが売っていた。
その場で食べると、私が店で出しているものと全く同じ味がした。
いやいや、ちょっと待て。
やはりビリヤニを食べなくてはならない。
ビリヤニは南インド名物で、簡単に言うとスパイスの炊き込みご飯だ。
最近になって日本のインド料理店でも提供する店が増えてきている。
ビリヤニといえば、ここハイデラバードが本場なのだ。
私は本場のビリヤニがどうしても食べてみたかった。
それも、とびっきり美味しいやつを。
そのために飛行機を使って、わざわざハイデラバードに来たんだから。
事前に調べておいたビリヤニ店が旧市街にあったので、チャルミナール見物のあとに行ってみた。
期待していたのだが、サービス悪い・値段高い・味がイマイチ・肉の量が少ない、と色々と残念な店でテンションが落ちていく。
本場の実力が、こんなものではないはずだ。
2月14日
気を取り直して、ランチタイムにハイデラバードの周辺地域(アンドラプラデシュ州)の料理がバイキング形式で食べられるレストランに行ってみたが、満席で入店を断られた。
どうにも歯車がうまく噛み合わない。
「あー面倒くさい、もう何でもいいや」
猛暑の中を歩いていると頭がクラクラしてくる。
宿に戻る途中にケンタッキーフライドチキンがあったので、冷房目当てで入る。
半ば、やけくそである。
チキンバーガー、フライドポテト、チキンナゲット、コーラをオーダーしてカウンター席に座った。
日本では滅多に食べないファーストフード。
「あれ?ウマいな・・・」
インドで食べると、なぜか美味しく感じてしまう。
そして敗北感も、ちょっと感じる。
「どこから来たの?へえー日本から」
隣に座っていた地元の若者が話しかけてきた。
「ビリヤニを食べるためにハイデラバードに来たのに・・・なんかイマイチなんだよね」
私は初対面の若者に愚痴をこぼした。
「そうなんだ・・・それなら、僕のオススメの店を教えます」
「本当に?」
若者は3軒ほど店をリストアップして、私のメモ帳に店名を書いてくれた。
「君が実際に食べて美味しいと思う店なの?」
「もちろんです」
宿に戻った私は、若者から教えてもらったビリヤニの店を調べることにした。
ネット検索して住所を特定し、宿から一番近そうな店に行くことに決めた。
つづく
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。