20191023(水)

2015年インド旅行記①


2015年インド旅行記①

今回の南インド・スリランカ旅行記(2015年)を書くにあたり、話を少し巻き戻すのをご容赦願いたい。
現在Facebookで、私と繋がっている友人スニ。
南インド・ケララ州コーチン在住、知性的な風貌をした20代半ばの女性である。
まず彼女との出会いについて説明したいと思う。

2012年10月。
当時無職だった私はカレー屋を開業するための勉強と称して、南インドを旅していた。
料理教室の受講。食器の買い付け。現地レシピ本の購入。
滞在の目的はほぼ達成し、インドでの旅は終盤を迎えていた。

港町コーチンに滞在中だった私は、日本に持って帰る土産をどうするか悩んでいた。
象の置物や仏像、アクセサリーといった民芸品は、ありきたりで欲しくない。
冷やかしのつもりで、滞在中の安宿の近くにあった高級ブティックに入ってみた。
店内に陳列されているTシャツ、バッグ、文具などを眺め、手に取り非常に驚いた。
どれも生地や縫製がしっかりしていて安っぽくないし、とてもデザインが洗練されている。
しかも最先端のクリエーターが手がけたと思われるイラストやデザインから、とてもインドらしさを感じるのだ。
「これは、すごくイイ!」
たくさん買って日本に持って帰ろうと思った。

問題が一つあった。
灰皿一個300ルピー。Tシャツ1000ルピー。
インドの物価事情では、ありえないくらい値段が高いのだ。
私の泊まっていた安宿が500ルピー、ミールス(カレー定食)が50ルピーだった。
たしかに品質が高いのは認めるが、日本と比較しても変わらない強気の価格設定なのである。
「なんでこんなに高いの?まとめて買うから、もっと安くしてくれないか?」
店員の女性に尋ねる。
インドお決まりの価格交渉が始まると思いきや、答えは「NO」
「ノーって・・ウソでしょ」
「FIX PRICE」(価格は変えられません)
「信じられない!ここはインドでしょう?何故?」
「これはブランド品だから、値下げには応じられないのです」
「そうか・・・インドにもブランド品があるのか・・・どうしてもダメかな?」
「ダメなものは、ダメです」
ちなみに、この店のメイン顧客は、外国人観光客と富裕層のインド人だそうである。
文章だけ読むと冷淡な対応に感じるかもしれないが、彼女はニコニコ笑いながら言っているのである。

この店員さんは愛嬌があって面白い人だなあ。

私は結局ここの商品と店員が気に入ってしまい、陳列されている雑貨類が開店予定の自分の店のディスプレイに使えそうだと感じ、土産というよりも自分用として、たくさん買うことになった。
そして買い物のあとしばらく雑談し、彼女とアドレス交換をした。
彼女の名刺を受け取り、名前がスニだと知った。

帰国後facebookで彼女の名前を見つけ、友達申請をして繋がった。
すると、私がfacebookの画面を開いていると、どういうわけか月一くらいのペースで彼女からチャットが入ってくるのだ。
しかしながら私の英語力では、たいした会話はできない。
家族のこと。仕事のこと。友人たちの話。特別な話は何もない。
私が商売を始めたあとは「順調なの?」と彼女はよく聞いてきたが。
簡単な語彙で、いつも他愛のない話をしていた。
そもそもインドで会ったときは、あくまでも店員と顧客の関係で、まさかチャットを使ってお互い近況報告をする関係になるとは思わなかった。

ケララ州はインドの中でも開放的な土地柄だとは聞いてはいたが、外国人男性とインド人女性が個人的な話をする機会は、あまりないケースだろう。
インターネットを使って、普段かかわりのない人間と気ままに会話するのが、彼女にとって好都合だったのかもしれない。
彼女と会話をしていると喜怒哀楽のリアクションに日本人にはない感覚があり、とても新鮮で興味深かった。
彼女も私に対して同様に感じ、楽しんでいたのだろう。
貴重な機会だと感じていたので、私が商売を始める前から現在に至るまで、時間の許すかぎり彼女のおしゃべりに付き合っていたのだった。

つづく



20191022(火)

お知らせです

お知らせです

こんにちは、サンサーラです。
今日はお知らせが2件あります。

本日22日(祝日)は週末と同じメニュー構成です。
ターリー(北インドカレー定食 1500円)を提供させていただきます。
是非お試しください。

②明日からインド・スリランカ旅行記をアップしていきます。
週末の限定メニューなどの告知があるとき以外は、毎日更新していく予定です。
2018年2月から3月にかけての話なのですが、登場人物が2015年旅行時と重複することが多く、より話が深くなりそうなので2015年の旅行記も合わせて公開いたします。
2015年の話から始まりますので、ご了承ください。
とっても長くなりそうですので、気長にお付き合いくだされば幸いです。

主な登場人物

私・・・カレー屋の店主。
マルコス・・・コーチン在住。ホテル従業員。
スニ・・・コーチン在住。高級ブティック勤務。
スリヤンガ・・・ヒッカドゥワ在住。旅行会社経営。
ラリット・・・ヒッカドゥワ在住。外資系ホテル勤務。
ドゥシャンティ・・・ヒッカドゥワ在住。ラリットの妻
ビンセント・・・インドを旅行中のフランス人



20191018(金)

ターリー カレー定食

ターリー カレー定食

こんにちは、サンサーラです。
今週末(10月19~20日)のお知らせです。

①週末は北インドのカレーが2種あります。
●ラムローガンジョッシュ 1250円
●バターチキン 1200円

ターリー 1500円
上記のラムとチキンにダル(豆カレー)の北インドの3種カレーに野菜のピクルス、チャパティ、サブジがセットされたカレー定食です。

おまかせプレート4種 1700円
上記ターリーにエビカレーを加えたプレート。

タコと玉ねぎのパコラ 500円
スライスしたタコと十勝産の玉ねぎを使った、インド風天ぷら。

是非お試しください。



20191011(金)

3連休・海鮮メニューいろいろ

こんにちは、サンサーラです。
今週末(10月12~14日)のお知らせです。

①14日(月)は祝日のため、休まず営業いたします。
15日(火)が代休となりますのでご注意ください。

今週も海鮮メニューがおススメとなっています。
ケララフィッシュ(秋鮭)1200円
今が旬の秋鮭。
ココナッツミルクのカレーベースと好相性です。

海鮮Wプレート 1300円
上記ケララフィッシュと当店の定番・エビカレーの合いがけプレート。

海鮮3種盛りプレート 1400円
上記海鮮Wプレートにあさりカレーを加えた合いがけプレート

わかさぎと玉ねぎのパコラ盛り合わせ 500円

かすべ65 700円
常連さまのリピートが多い、スパイス唐揚げです。

⑥その他にラムキーマ1200円や、Wキーマプレート(ラム&鶏)1200円があります。

是非お試しください。



2019104(金)

海鮮メニューいろいろ

こんにちは、サンサーラです。
今週末(10月5~6日)のお知らせです。
海鮮メニューがおススメとなっています。

ケララフィッシュ(真鯛)1300円
真鯛の淡泊ながらも上品な肉質をお楽しみください。
ココナッツミルクのカレーベースと好相性。

海鮮Wプレート 1400円
上記ケララフィッシュと当店の定番・エビカレーの合いがけプレート。

海鮮3種盛りプレート 1500円
上記海鮮Wプレートにあさりカレーを加えた合いがけプレート

たこ(蛸)と野菜のパコラ 500円
スライスした蛸と玉ねぎ・ゆり根を、かき揚げのように揚げたインド風天ぷら。

⑤その他にゴア地方のwカレー1200円や、肉カレー3種盛り1400円があります。

是非お試しください。



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 ABOUT
sansara
旅が好き、音楽が好き、そしてカレーが大好きで、カレー店を始めることになりました。どうぞよろしくお願いします。

性別
年齢50代
エリア帯広市
属性事業者
 GUIDE
SPICE CURRY&CAFE SANSARA(サンサーラ)
住所帯広市西16条北1丁目1-112(北一線通り)
TEL0155-35-5799
営業11:30 - 15:00
ラストオーダー 各30分前
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