2010年2月1日(月)
♪犬の脳の世界2.。。。♪
前回、犬の脳の仔犬の段階や、幼犬の状態を書きましたが、今日、愛犬のサプリメントについてのお客様からのご質問がありました。
我家は、2003年から開業したので、巣立ったワンちゃんの最高齢で、5歳になります。
私達、ブリーダーは、病理や、犬の生体について詳しく学習しながら、この仕事を始めたり、その時その時、で考えた事については、学術書で勉強しながらこの仕事をしています。
今日のご相談は、老化防止にサプリメントを与えた方がよいかとの事でした。
非常に難しい事ですが、個人的には「与えないより、与えた方が良い。」のレベルです。
一番心配なのが、犬の痴呆、人間で言えば、認知症です。
痴呆は、ペットの高齢化により、増加傾向にあると思います。
90年代からのペットブーム、により、犬の年齢も人間と共に、増してきています。
今年は2010年、そろそろ、ワンちゃんの年齢についても真剣に考えなくてはならない時代に入ってきていると思います。
痴呆の原因や、メカニズムは人間の場合でも医学的には原因が分かりません。
犬の場合、痴呆は、13歳頃からはじまり、15歳、16歳ぐらいに訪れるとされています。
ただ、全ての犬が、この年齢になると、痴呆になるのかといえば、決してそうではありません。
予防策として一番重要な事は、「仔犬のうちの、食事の制限はしない。」という事だと、思います。
これは、私達、ブリーダーもしくは、仔犬に携わる人たち、
が常に、正常な認識をもって勤めなければいけない事ですが、仔犬の成長に合わせた、適切なフードの給与、仔犬の哺乳期間、基準は守らなくてはならないと思います。
仔犬のうち、フードの栄養分から脳に行き渡るものは、非常に少ないです。
仔犬の1ヶ月令の体重の10%が内臓です。
体重が500グラムだとすると、わずか50グラム。
脳の、組織については、計りで図れない程の極小さい物です。
小さく育てる。非常に危険な事です。
アメリカのフードメーカーの公式デターでは、
仔犬の3ヶ月令までに、通常の体重に見合ったフードの量を与えた仔犬と与えなかった、仔犬では、痴呆の発生率が、実に3倍になるというデーターがあります。
また、性別、による痴呆の発生率は、もっとも多いのが雄の犬です。発生率の、55%を締めています。
次に、雌犬、が25%前後、去勢雄、15%前後、避妊雌、10%前後となります。
このデーターでは、雄は去勢手術、雌は、避妊手術をしたほうが、痴呆になりにくいという所が注目されます。
実際に、10歳位からは血液の中の脂肪酸、DHA「ドコサヘキエン酸」やEPA「「エイコサペタミン酸」の入ったサプリメントを給与する事によって、与えなかった犬よりも与えた犬の方が、痴呆の発生率が明らかに減少することが分かっています。
実際に、痴呆犬にこのようなサプリメントを与えると、痴呆症状が改善されるという例もあります。
DHAやEPAは、普通に人間が食べる魚に含まれいます。
海に面した、日本の地方、特に沖縄など、長寿で元気なご老人が多いという話はよく聞きます。
また、科学的な根拠はありませんが、愛犬が、体調を崩した時、病気になった時、大型犬でも小型犬でも、力いっぱい抱きしめてみる。
脳から出る、アドレナリンが脳下垂体を刺激して、免疫力が高まるかも知れません。
いずれ衰えていく、人間の脳、そして大切な家族の犬達。
今からでもでも出来る予防策があるのであれば、
試してみるのも良いかも知れません。
長文になりましたが、
今日思った事を書いてみました♪
我家は、2003年から開業したので、巣立ったワンちゃんの最高齢で、5歳になります。
私達、ブリーダーは、病理や、犬の生体について詳しく学習しながら、この仕事を始めたり、その時その時、で考えた事については、学術書で勉強しながらこの仕事をしています。
今日のご相談は、老化防止にサプリメントを与えた方がよいかとの事でした。
非常に難しい事ですが、個人的には「与えないより、与えた方が良い。」のレベルです。
一番心配なのが、犬の痴呆、人間で言えば、認知症です。
痴呆は、ペットの高齢化により、増加傾向にあると思います。
90年代からのペットブーム、により、犬の年齢も人間と共に、増してきています。
今年は2010年、そろそろ、ワンちゃんの年齢についても真剣に考えなくてはならない時代に入ってきていると思います。
痴呆の原因や、メカニズムは人間の場合でも医学的には原因が分かりません。
犬の場合、痴呆は、13歳頃からはじまり、15歳、16歳ぐらいに訪れるとされています。
ただ、全ての犬が、この年齢になると、痴呆になるのかといえば、決してそうではありません。
予防策として一番重要な事は、「仔犬のうちの、食事の制限はしない。」という事だと、思います。
これは、私達、ブリーダーもしくは、仔犬に携わる人たち、
が常に、正常な認識をもって勤めなければいけない事ですが、仔犬の成長に合わせた、適切なフードの給与、仔犬の哺乳期間、基準は守らなくてはならないと思います。
仔犬のうち、フードの栄養分から脳に行き渡るものは、非常に少ないです。
仔犬の1ヶ月令の体重の10%が内臓です。
体重が500グラムだとすると、わずか50グラム。
脳の、組織については、計りで図れない程の極小さい物です。
小さく育てる。非常に危険な事です。
アメリカのフードメーカーの公式デターでは、
仔犬の3ヶ月令までに、通常の体重に見合ったフードの量を与えた仔犬と与えなかった、仔犬では、痴呆の発生率が、実に3倍になるというデーターがあります。
また、性別、による痴呆の発生率は、もっとも多いのが雄の犬です。発生率の、55%を締めています。
次に、雌犬、が25%前後、去勢雄、15%前後、避妊雌、10%前後となります。
このデーターでは、雄は去勢手術、雌は、避妊手術をしたほうが、痴呆になりにくいという所が注目されます。
実際に、10歳位からは血液の中の脂肪酸、DHA「ドコサヘキエン酸」やEPA「「エイコサペタミン酸」の入ったサプリメントを給与する事によって、与えなかった犬よりも与えた犬の方が、痴呆の発生率が明らかに減少することが分かっています。
実際に、痴呆犬にこのようなサプリメントを与えると、痴呆症状が改善されるという例もあります。
DHAやEPAは、普通に人間が食べる魚に含まれいます。
海に面した、日本の地方、特に沖縄など、長寿で元気なご老人が多いという話はよく聞きます。
また、科学的な根拠はありませんが、愛犬が、体調を崩した時、病気になった時、大型犬でも小型犬でも、力いっぱい抱きしめてみる。
脳から出る、アドレナリンが脳下垂体を刺激して、免疫力が高まるかも知れません。
いずれ衰えていく、人間の脳、そして大切な家族の犬達。
今からでもでも出来る予防策があるのであれば、
試してみるのも良いかも知れません。
長文になりましたが、
今日思った事を書いてみました♪
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。