犬の病気、疾患(1)
2010年1月14日(木)
♪膝蓋骨脱臼について思う。。。♪
犬の病気、疾患×1
昨日、ある獣医師さんとお話する機会がありました。
私は、トイプードルを専門として繁殖しています。今回は獣医学的見地からそれを話し合ったわけではありません。
あくまでもトイプードルを家族として、話し合っただけで、
画像も無く、長文になりごめんなさい。
小型犬の家族の方は、ご存知かと思いますが、トイプードルをはじめ、小型犬には、膝蓋骨脱臼という代表的な病気というか疾患があります。
「膝蓋骨脱臼」は、いわいる「ひざの皿」が外れてしまう病気です。
内方、外方脱臼がありますが、内方脱臼が大半を占めています。
まず、「なんで脱臼してしまうんだろう」という事です。
脱臼とは、関節に強い力が加わった時、骨が外れることです。ワンちゃんの脱臼には、先天性のものと後天性のものがあります。
先天性の場合生まれつき、(遺伝などで)仕方ない部分はあるでしょう。
遺伝の事は、ブリーダーにしか分からない事です。
それを分かって、ブリーデングすることは確かに問題でしょう。
注目したいのは、後天性の脱臼です。
先天性の場合、病気の色合いが強いですが、後天性の場合、「怪我」そのものでしかありません。
フローリングで思いっきり滑ったり、、運動中の急な方向転換、打撲や落下、によって発症するといわれています。
我家では、お引越しの際に、肉球の周りの毛は、バリカンなどで、刈り取り、肉球がはっきり見える状態でお渡ししています。
そして、仔犬の正しい抱き方、そして、手元からの落下、ソファー、ベットからの落下にも注意を促すよう、飼い主様には説明しています。
そして、これらの要因を取り除く為、おしっこの躾のをかねて、お引越し後は、なるべくサークルなかに入れるよう、口頭でお伝えしています。
原因としては、挙げられることはいくつかありますが、ここで私が思うのは、急な方向転換、についてです。
人間でも、全力疾走して急に止まったり、方向転換すると、膝や足首に相当な、負担がかかるでしょう。
走力を、場合によっては一本の足で受け止める結果になるでしょう。
ワンちゃんの場合、ドックランなどで、走らせるとものすごい速度で走ります。
そして注意を引く何かを見つけると、急に止まったり、方向転換したりします。
またお部屋でのおもちゃ遊び、ボール状の不規則に跳ねるおもちゃは、その動きに合わせてワンちゃんも左右に回転したり、ジャンプしたりする訳です。どちらも、体のあちこちの関節に、負担が掛かることでしょう。
ワンちゃんを家族に迎えると、どうしても、「早くお散歩デビユーしたい、お散歩は思いっきり走らせてあげたい」
お部屋で、思いっきりおもちゃで、一緒に遊びたい。
それが理由で家族に迎えるわけですから当然の事だとおもいます。
でも、ちょっと、ここで、私の子供が生まれたとき、私たち兄弟、が赤ちゃんだった時の事を思い出してみます。
赤ちゃんの場合、「首が据わるまでは、骨が固まるまでは。」という理由で無茶な動きをさせません。
やっと立つことの出来た赤ちゃんに、「走っておいで。。」とは教えないです。
ではなぜ子犬には。。。
「ワンちゃんの寿命は短いから、人間に換算すると成長が早いと」と言いますが、実際には生まれて数ヶ月です。
骨や関節が固まっているとは思えないのです。
赤ちゃんの骨特に、頭蓋骨、などは触ってみるとやわらかいです。
同じ体制で寝かせると頭の形が悪くなるとか、赤ちゃんでも子供でも正座をさせすぎるると、足の形が悪くなると言います。それは骨や関節が固まっていないからだと思います。
生まれて数ヶ月のワンちゃんは、骨や関節が十分に固まっているでしょうか。私は形成外科などの専門知識はありませんが、想像の範囲内では、「まだまだ、成長過程にあるはずだから、固まっているはずは無い」と考えます。
もし、固まっていれば仔犬は成長しません。
そんな仔犬のうちに、先に書いた関節に負担の掛かる数々の運動は、時には、思いがけない負担がかかっているのだと思います。
早く、思いっきり走らせてあげたい、ほかのワンちゃんと遊ばせたい、おもちゃでたくさん遊びたい。
それぞれ思いはあるでしょう。
私も同様な思いはあります。
でもワンちゃんは、人間と同じ生身の体である以上、
「無理をすれば壊れる」部分があることを、
私たちは認識しておかなければならないように思います。
今回は、ブリーダーという立場ではなく、
ワンちゃんを愛する、一人の愛犬家の立場で書きました♪
私は、トイプードルを専門として繁殖しています。今回は獣医学的見地からそれを話し合ったわけではありません。
あくまでもトイプードルを家族として、話し合っただけで、
画像も無く、長文になりごめんなさい。
小型犬の家族の方は、ご存知かと思いますが、トイプードルをはじめ、小型犬には、膝蓋骨脱臼という代表的な病気というか疾患があります。
「膝蓋骨脱臼」は、いわいる「ひざの皿」が外れてしまう病気です。
内方、外方脱臼がありますが、内方脱臼が大半を占めています。
まず、「なんで脱臼してしまうんだろう」という事です。
脱臼とは、関節に強い力が加わった時、骨が外れることです。ワンちゃんの脱臼には、先天性のものと後天性のものがあります。
先天性の場合生まれつき、(遺伝などで)仕方ない部分はあるでしょう。
遺伝の事は、ブリーダーにしか分からない事です。
それを分かって、ブリーデングすることは確かに問題でしょう。
注目したいのは、後天性の脱臼です。
先天性の場合、病気の色合いが強いですが、後天性の場合、「怪我」そのものでしかありません。
フローリングで思いっきり滑ったり、、運動中の急な方向転換、打撲や落下、によって発症するといわれています。
我家では、お引越しの際に、肉球の周りの毛は、バリカンなどで、刈り取り、肉球がはっきり見える状態でお渡ししています。
そして、仔犬の正しい抱き方、そして、手元からの落下、ソファー、ベットからの落下にも注意を促すよう、飼い主様には説明しています。
そして、これらの要因を取り除く為、おしっこの躾のをかねて、お引越し後は、なるべくサークルなかに入れるよう、口頭でお伝えしています。
原因としては、挙げられることはいくつかありますが、ここで私が思うのは、急な方向転換、についてです。
人間でも、全力疾走して急に止まったり、方向転換すると、膝や足首に相当な、負担がかかるでしょう。
走力を、場合によっては一本の足で受け止める結果になるでしょう。
ワンちゃんの場合、ドックランなどで、走らせるとものすごい速度で走ります。
そして注意を引く何かを見つけると、急に止まったり、方向転換したりします。
またお部屋でのおもちゃ遊び、ボール状の不規則に跳ねるおもちゃは、その動きに合わせてワンちゃんも左右に回転したり、ジャンプしたりする訳です。どちらも、体のあちこちの関節に、負担が掛かることでしょう。
ワンちゃんを家族に迎えると、どうしても、「早くお散歩デビユーしたい、お散歩は思いっきり走らせてあげたい」
お部屋で、思いっきりおもちゃで、一緒に遊びたい。
それが理由で家族に迎えるわけですから当然の事だとおもいます。
でも、ちょっと、ここで、私の子供が生まれたとき、私たち兄弟、が赤ちゃんだった時の事を思い出してみます。
赤ちゃんの場合、「首が据わるまでは、骨が固まるまでは。」という理由で無茶な動きをさせません。
やっと立つことの出来た赤ちゃんに、「走っておいで。。」とは教えないです。
ではなぜ子犬には。。。
「ワンちゃんの寿命は短いから、人間に換算すると成長が早いと」と言いますが、実際には生まれて数ヶ月です。
骨や関節が固まっているとは思えないのです。
赤ちゃんの骨特に、頭蓋骨、などは触ってみるとやわらかいです。
同じ体制で寝かせると頭の形が悪くなるとか、赤ちゃんでも子供でも正座をさせすぎるると、足の形が悪くなると言います。それは骨や関節が固まっていないからだと思います。
生まれて数ヶ月のワンちゃんは、骨や関節が十分に固まっているでしょうか。私は形成外科などの専門知識はありませんが、想像の範囲内では、「まだまだ、成長過程にあるはずだから、固まっているはずは無い」と考えます。
もし、固まっていれば仔犬は成長しません。
そんな仔犬のうちに、先に書いた関節に負担の掛かる数々の運動は、時には、思いがけない負担がかかっているのだと思います。
早く、思いっきり走らせてあげたい、ほかのワンちゃんと遊ばせたい、おもちゃでたくさん遊びたい。
それぞれ思いはあるでしょう。
私も同様な思いはあります。
でもワンちゃんは、人間と同じ生身の体である以上、
「無理をすれば壊れる」部分があることを、
私たちは認識しておかなければならないように思います。
今回は、ブリーダーという立場ではなく、
ワンちゃんを愛する、一人の愛犬家の立場で書きました♪
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