犬の行動学、動物行動学(3)


2010410(土)

♪おしっこの躾け方。。。♪


♪おしっこの躾け方。。。♪

おしっこの躾け方、お引越し前に、

飼い主様にお渡ししている、

冊子があります。

生まれて間もない仔犬が、「ここがトイレだ。」
と決めるのは、足の感覚です。
昔、母犬は、他の獣に見つからない土手のした
などに、穴を掘って、枯れ草などを敷いて、
産室兼、育児室にしていました。

仔犬が小さい時は、育児室を汚さないように、
母犬が、舐めた時だけ、排泄をする仕組みに
なっています。
歩けるようになって、暖かい、枯れ草のマットとから
外に出ると、冷たい足の感覚で「ここが、トイレだ。」
と理解して、土の上で排泄をするようになります。

ご家庭では、歩いたら「冷たい、スースー寒い。」
などのように、ベットのように「ふかふか暖かい。」
感覚とは逆に、仔犬にとっては、足の感覚が、
良くない、場所に排泄をします。

当方では、トイレの躾けの為に、ペットシーツの上に、
100円ショップなどに売っている、サークルのトイレゾーンにあわせた、金網、などを敷く事をお勧めしています。
足元の悪い、穴だらけの感覚を身につけさせる為です。

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トイレの場所を、覚えた後は、金網は、必要ありません。
偶然の繋がりが、トイレを覚える、秘訣になると、思います

仔犬の、膀胱は小さいです。
起きたら直に、おしっこをする習性があります。
起きてみたら、サークル内で、おしっこを
するまで、外に出さない事が大切なのかもしれません。
サークルの外で、寝ていて起きた場合は、さりげなく、
シーツの上に置いてあげます。
上手に出来たら褒めてあげてください。

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最近では、このような、同じ、足元の感覚を
理解させる為の、トイレトレーが販売されるように
なりました。すのこの下に、シーツを挟みこむ
構造なので、シーツの悪戯がなくなると思います。

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以前から、あるタイプのトイレトレーです。
シーツの四隅を挟み込むタイプです。
連結も出来、トイレスペースを広く使える商品です。

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ご家庭にお引越して間もない時は、排泄の失敗は、叱らない方が良いと思います。
「ここで、やっちゃ駄目でしょう。」
と叱られた仔犬は、「ここで。」の意味が分かりません。
「排泄したら、叱られる、」悪い行為だと認識して、
隠れた場所で、排泄する事例もあります。

旨くいったら、褒めるしか方法はありません。

大きくなっても「アーやっちゃったー。」
とイライラして声を出せば、悪い事をして叱られるのと、
同じ感覚になって、仔犬が、過剰な反応で、緊張状態となり
おしっこが近くなります。
大きな声で、叱るたびに、頻尿状態になり、おしっこを
しながら、飼い主さんのもとに、という例も、あるようです。
頻繁に、おしっこが出るようでしたら、排尿について、緊張している場合が多いと思います。

おしっこをじゅうたん、ソーファー、などで、失敗
したときは、十分にふき取り、臭いを取り除くために、
ファブリーズなど、泡になるもので、トイレットペーパーなどで、完全に臭いを残さないのが、ポイントのようです。

生後、6ヶ月まで、十分にトイレを覚えない場合は、
獣医師の先生に、相談してみるのも良いと思います。

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ペットシーツは、1枚1円未満、を考えています。
この商品は、180枚入りで、1,480円です。
ご自宅では、読み終わった、新聞紙も、
サークルの、下に、敷いてあげるのも良いと思います。

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「今日、シーツの上でおしっこ出来たよ。」
「桃子」の子供、長男。
たまたまでしょう。
でも偉いね。。。

おしっこを、覚えるのには、性別は、あまり関係の
無い事だと思います。

おしっこの躾けは、気長に行った方が、

良いと思います♪



201021(月)

♪犬の脳の世界2.。。。♪


♪犬の脳の世界2.。。。♪

前回、犬の脳の仔犬の段階や、幼犬の状態を書きましたが、今日、愛犬のサプリメントについてのお客様からのご質問がありました。

我家は、2003年から開業したので、巣立ったワンちゃんの最高齢で、5歳になります。

私達、ブリーダーは、病理や、犬の生体について詳しく学習しながら、この仕事を始めたり、その時その時、で考えた事については、学術書で勉強しながらこの仕事をしています。

今日のご相談は、老化防止にサプリメントを与えた方がよいかとの事でした。

非常に難しい事ですが、個人的には「与えないより、与えた方が良い。」のレベルです。

一番心配なのが、犬の痴呆、人間で言えば、認知症です。
痴呆は、ペットの高齢化により、増加傾向にあると思います。
90年代からのペットブーム、により、犬の年齢も人間と共に、増してきています。

今年は2010年、そろそろ、ワンちゃんの年齢についても真剣に考えなくてはならない時代に入ってきていると思います。

痴呆の原因や、メカニズムは人間の場合でも医学的には原因が分かりません。

犬の場合、痴呆は、13歳頃からはじまり、15歳、16歳ぐらいに訪れるとされています。

ただ、全ての犬が、この年齢になると、痴呆になるのかといえば、決してそうではありません。

予防策として一番重要な事は、「仔犬のうちの、食事の制限はしない。」という事だと、思います。

これは、私達、ブリーダーもしくは、仔犬に携わる人たち、
が常に、正常な認識をもって勤めなければいけない事ですが、仔犬の成長に合わせた、適切なフードの給与、仔犬の哺乳期間、基準は守らなくてはならないと思います。

仔犬のうち、フードの栄養分から脳に行き渡るものは、非常に少ないです。
仔犬の1ヶ月令の体重の10%が内臓です。
体重が500グラムだとすると、わずか50グラム。
脳の、組織については、計りで図れない程の極小さい物です。

小さく育てる。非常に危険な事です。

アメリカのフードメーカーの公式デターでは、
仔犬の3ヶ月令までに、通常の体重に見合ったフードの量を与えた仔犬と与えなかった、仔犬では、痴呆の発生率が、実に3倍になるというデーターがあります。

また、性別、による痴呆の発生率は、もっとも多いのが雄の犬です。発生率の、55%を締めています。
次に、雌犬、が25%前後、去勢雄、15%前後、避妊雌、10%前後となります。

このデーターでは、雄は去勢手術、雌は、避妊手術をしたほうが、痴呆になりにくいという所が注目されます。

実際に、10歳位からは血液の中の脂肪酸、DHA「ドコサヘキエン酸」やEPA「「エイコサペタミン酸」の入ったサプリメントを給与する事によって、与えなかった犬よりも与えた犬の方が、痴呆の発生率が明らかに減少することが分かっています。

実際に、痴呆犬にこのようなサプリメントを与えると、痴呆症状が改善されるという例もあります。

DHAやEPAは、普通に人間が食べる魚に含まれいます。
海に面した、日本の地方、特に沖縄など、長寿で元気なご老人が多いという話はよく聞きます。

また、科学的な根拠はありませんが、愛犬が、体調を崩した時、病気になった時、大型犬でも小型犬でも、力いっぱい抱きしめてみる。

脳から出る、アドレナリンが脳下垂体を刺激して、免疫力が高まるかも知れません。

いずれ衰えていく、人間の脳、そして大切な家族の犬達。

今からでもでも出来る予防策があるのであれば、

試してみるのも良いかも知れません。

長文になりましたが、

今日思った事を書いてみました♪



2010128(木)

♪犬の脳の世界。。。♪


♪犬の脳の世界。。。♪

最近になってから、人間の脳科学について、語る人も増えてきています。

犬の脳の構造はほぼ人間と同じです。
ただ、「脳。」の役割については、人間と若干異なります。

人間の場合、0歳~3歳の記憶は、悪い事でも、良い事でも、大人になるにつれ、忘れていくとされています。

ただ、5歳~8歳までの記憶は、大きな出来事、嫌だった事、楽しかった事、嬉しかった事、ある程度、鮮明に記憶されている場合が多いとされています。

ここで、取り上げたいのは、犬の脳の思考力には「感情がある。」という事です。
人間の脳のように、複雑な思考力はないものの、必ず犬にも人間と同じような感情があります。

ただ、これを表に表現できる力が十分備わっていません。
犬は、笑う事や涙を流して泣く事もできません。

しっぽを振ったり、「喜んでいるのだな。」と飼い主様がお感じになることは良くあると思います。

我家から、お引越し、する段階、生後60日の仔犬では、
「記憶。」や「認知。」の能力はありますが、仔犬自身で、「善悪の判断。」は人間の子供のように、全くありません。

人間の子供の躾も人さまざまですが、犬は人間とは違い、愛玩動物である事です。そして、動物である事です。

お引越し前、お引越し後、ご家族になる方にはご説明していますが、「躾。」が善悪を判断させる上で、最大のポイントとなります。
判断が、出来ないのなら、人間が教えてあげるしか、方法はありません。

その、「躾。」について、大変重要な事は、「できない時に叱る。」のではなく、「できた時におおいに褒めてあげる。」事です。どの時期でも、褒めて伸ばすという事が、非常に犬にとっては効果的です。

褒める時に大切な事は、時間を置かない。事だと思います。
良い事が出来たのなら、時間をおかず、即座に褒めてあげて下さい。

また、褒めるだけでは躾が完璧に行われたという事にはない得ません。褒めすぎれば、飼い主様との上下関係を保たれない場合もあります。

私も、犬の躾方は誰にも教わった事がありませんが、何かを上手に出来た。飼い主様に褒められた。犬はとても良い気持ちになります。

躾や、トイレの練習、ボール投げの練習、上手に出来たら褒めてあげる。またさらに上手に出来たら褒めてあげる。

私も、犬だったら、褒められれば悪い気持ちはしないと思います。
褒めてあげてくれる自分にとって、自分が、家族の中で重要な地位にいることを、犬の方が「喜び。」として表現してくれると思います。
即座に反応が見られれば、一つ階段を上がった事になります。

誤解しやすい点で、犬を育てるにおいて「優しさ」と「甘やかし」は違います。
躾や、トイレの練習、において、褒めるのは、「優しさ。」の表現方法だと思います。

躾や、練習も何もせずに、面倒だ、犬が可哀想だ、犬がなすがままにしておくのは、「優しさ。」ではないと思います。

甘やかすのは、どちらかというと人間側に問題があります。
犬は何も悪くはありません。

犬は、「感情。」があり「自立心。」をもてる最高の動物です。

犬の場合は、「服従性。」を生かして躾ける。
大切な事だと思います。
犬の、躾けについては、たくさんの書籍が販売されていますが、今、目の前にいるワンちゃんの躾けの本は何処にも売っていません。

よく飼い主様に服従している犬、を見ると素晴らしいと思いますが、上手に何かが出来たり、良い結果を飼い主様に示してくれた時、「犬が協力してくれた。」という思いやりや、優しさをもって接して頂ければ、必ず、「服従。」という犬の精一杯で表現できる行動を取ってくれると思います。

長くなりましたが、今日思った事を書いてみました♪



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PINK POODLE
トイプードル専門 ブリーデング ショップ 2003年開業。ご自分の目で見て、触ってじっくり、観察してください。お母さんのおっぱいを飲んでいるうちから見にこられ、成長の過程を皆様に見て頂くのも、飼い主様の楽しみになって頂ければと思います。

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