今年の初めての外食は寶來さまと決めてました。

今回は家族３人でのお邪魔です。

店内はかろうじて入れる程度・・・混雑振りは半端じゃないです。

店主さまが病気から復活されて、今まで悩んでいました・・・しかし思い出の詰まったお店ですから思い切って現実を見て来ました。

すると以前よりかなり痩せた店主さま・・・それに言葉も・・・それでも一生懸命、ラーメンを作り続ける店主さま。

頭が下がります。

さてしばし待ってからようやくテーブル席に。

するとこんな張り紙が・・・


一瞬、目を見張り、言葉を失いました。

家族で呆然・・・親子３代で食べ慣れ親しんだお店ですから。

それでも平静を装って「醤油二つにシナチク大盛り一つ」といつも通りの注文です。

店主自ら仕上げる渾身の一杯！！醤油ラーメンがこちら。


私のシナチク大盛りがこちら。


私の思い出がいっぱい詰まっております。

スープは。


ヒゲタ醤油に化学調味料、塩、それに豚骨、モミジ、野菜など。

３０数年前と全く同じ私の舌に馴染んだスープです。

麺は。


お店の２Fで店主自ら作る自家製麺・・・昔は店主さまが麺切り包丁で切っていたそうです。

そしてチャーシュー


寶來さまにはやっぱりこの味わい深いチャーシューがシックリ来ます。

そしてメニューに載ってないシナチクラーメンのシナチク。


時間が空いた時に、奥さまが手で一生懸命裂いている歯触りが心地良く、スープと麺との相性が抜群なんですよね。

しっかり頂きました。

オヤジさんが元気一杯だったころは、奥様との息もぴったりで、奥さまが注文を告げると「あいよ。」と麺を豪快に湯切りする場面は未だに目に焼き付いております。

しかし今の現実を見ると、私の眼にはオヤジさん・・・限界を超えてます。

もうゆっくり休んで下さい、と思う反面、そんな止めるだなんて言わないでください・・・心の中で葛藤してます。

やはり私には最後まで見届ける義務があるのかなと思います。

オヤジさんが卒業されるまで。

５月末日まで・・・カウントダウンが始まってます。

常連さまもそうでない方も、お早めにオヤジさんが命を削って作る渾身の一杯を味わって下さい。

長野さん、最後まで頑張れ！！