2022年11月8日(火)
分譲マンションは買うべきか?
不動産の選び方、調べ方×147
十勝にも、高層のマンション(いわゆるタワーマンション)が数年前から完成、販売されて関心を持った方も多いと思います。
東京周辺などの大都市圏、北海道の札幌などでは、分譲マンションが普及していました。
帯広でも現在30棟前後の分譲マンションが存在しています。
中には築30年以上の物件もあり、様々な問題が起きていることを見聞きすることも多いです。
私も国家資格の「マンション管理士」を持っていて、北海道マンション管理士会に属する十勝在住の唯一の所属会員です。
昨年、国土交通省の事業である全国で行われた「分譲マンション実態調査」の北海道道東地区の調査をする機会に恵まれました。
十勝と釧路の8物件を担当しましたが、どれも良好な管理がされているとは言えないものがほとんどでした。
このまま全国で管理に問題がある分譲マンションが多く、この先大きな社会問題になることが予見されています。
マンション管理に関する法整備も進みましたが、根本的な問題も多く、分譲マンションを所有することに多くの課題もあります。
分譲マンションの所有に関する所有者の負担面でいえば
1.購入した支払い以外にも「管理費」と「修繕積立金」の支払いは所有している限り続く
2.修繕積立金で大規模な修繕ができない場合、その費用の負担が発生する可能性がある
3.固定資産税等も他の物件に比べると少ないとは必ずしも言いづらい
といったことがあり、特に年金生活後も多額の費用負担が発生する可能性が高いです。
物件も賃貸にした場合も賃貸人にこの費用は負担させることはできません。
所有している限り続きます。逃れる手段は現時点ではほぼありません。
では、簡単に所有権を他者に移せるか?というと、なかなか売れない事もあり得ます。
マンション自体の建て替えも法整備がされてきましたが、それでも建て替えの道は遠く、険しいものです。簡単にはできません。
なんの言っても、決めるには持分による決議が必要で奈かな所有者一人だけの意見だけでは実現できません。
また、気が合う人たちがいれば何とかできそうな気がしますが、実際には声の大きな方の意見が通りやすいのも私自身、マンション管理士として体験したことがあります。
管理組合だけでなく、隣接する住戸同士の人間関係が悪くても簡単にはならないことが多くあります。
なので、分譲マンションを持ち続けるのも住み続けるのも金銭だけでなく人間関係を続けることも苦労が多いのが現実です。
お金があれば解決できる問題かもしれませんが、どれも
個人の意思だけではどうにもならないことばかりなのが実際です。
実際にマンション管理組合内での関係が悪くなったためにそのマンションを安価で手放しざるを得なくなった方もいらっしゃいました。
想像以上に自分個人の意思が実現できない事も多く、意志の強さが要求されます。苦労は多いと思います。
これなら、普通に戸建て住宅を持つ方が苦労は少ないと思います。
ある研修会で教えてもらったのですが、数年前の東京で調査して買った時から1年後に価格が上がったマンションは3か所しかなかったそうです。
条件は一致していて、外国の大使館がある地域のみだったそうです。
新宿でも渋谷でも吟佐での値段は上がらない。という話でした。
つまり、投資用として分譲マンションはあまり大きなメリットは無いのでは。と言われました。
利便性が高く、個人の負担が少なく見えますが独自のルールを受け入れなければ快適な生活は望めないかもしれません。
じっくり考えてから決断しなければならないと思います。
東京周辺などの大都市圏、北海道の札幌などでは、分譲マンションが普及していました。
帯広でも現在30棟前後の分譲マンションが存在しています。
中には築30年以上の物件もあり、様々な問題が起きていることを見聞きすることも多いです。
私も国家資格の「マンション管理士」を持っていて、北海道マンション管理士会に属する十勝在住の唯一の所属会員です。
昨年、国土交通省の事業である全国で行われた「分譲マンション実態調査」の北海道道東地区の調査をする機会に恵まれました。
十勝と釧路の8物件を担当しましたが、どれも良好な管理がされているとは言えないものがほとんどでした。
このまま全国で管理に問題がある分譲マンションが多く、この先大きな社会問題になることが予見されています。
マンション管理に関する法整備も進みましたが、根本的な問題も多く、分譲マンションを所有することに多くの課題もあります。
分譲マンションの所有に関する所有者の負担面でいえば
1.購入した支払い以外にも「管理費」と「修繕積立金」の支払いは所有している限り続く
2.修繕積立金で大規模な修繕ができない場合、その費用の負担が発生する可能性がある
3.固定資産税等も他の物件に比べると少ないとは必ずしも言いづらい
といったことがあり、特に年金生活後も多額の費用負担が発生する可能性が高いです。
物件も賃貸にした場合も賃貸人にこの費用は負担させることはできません。
所有している限り続きます。逃れる手段は現時点ではほぼありません。
では、簡単に所有権を他者に移せるか?というと、なかなか売れない事もあり得ます。
マンション自体の建て替えも法整備がされてきましたが、それでも建て替えの道は遠く、険しいものです。簡単にはできません。
なんの言っても、決めるには持分による決議が必要で奈かな所有者一人だけの意見だけでは実現できません。
また、気が合う人たちがいれば何とかできそうな気がしますが、実際には声の大きな方の意見が通りやすいのも私自身、マンション管理士として体験したことがあります。
管理組合だけでなく、隣接する住戸同士の人間関係が悪くても簡単にはならないことが多くあります。
なので、分譲マンションを持ち続けるのも住み続けるのも金銭だけでなく人間関係を続けることも苦労が多いのが現実です。
お金があれば解決できる問題かもしれませんが、どれも
個人の意思だけではどうにもならないことばかりなのが実際です。
実際にマンション管理組合内での関係が悪くなったためにそのマンションを安価で手放しざるを得なくなった方もいらっしゃいました。
想像以上に自分個人の意思が実現できない事も多く、意志の強さが要求されます。苦労は多いと思います。
これなら、普通に戸建て住宅を持つ方が苦労は少ないと思います。
ある研修会で教えてもらったのですが、数年前の東京で調査して買った時から1年後に価格が上がったマンションは3か所しかなかったそうです。
条件は一致していて、外国の大使館がある地域のみだったそうです。
新宿でも渋谷でも吟佐での値段は上がらない。という話でした。
つまり、投資用として分譲マンションはあまり大きなメリットは無いのでは。と言われました。
利便性が高く、個人の負担が少なく見えますが独自のルールを受け入れなければ快適な生活は望めないかもしれません。
じっくり考えてから決断しなければならないと思います。
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