不動産の選び方、調べ方(147)

このエリアは洪水地区に入っていますので、注意が必要です。

また、本年度から国土調査が始まっていますので土地の境界や地積(面積)が変更ざれる可能性もあります。

既に国土調査が終わっている地域なども検討するべきかもしれません。

人気エリアの音更町宝来、ひびき野ですが、東側は崖になっていて「土砂災害警戒区域」になっています。

この付近では建築の規制があります。注意が必要です。

同様に鈴蘭エリアの東側も崖になっていていますので、東側の地域である木野大通西の一部は建築の規制がありますので要注意です。

十勝管内の土地高騰で比較的価格が安い「音更町木野西通19丁目、大通20丁目付近」のお問合せ、ご相談が増えています。

正直言って、このエリアでの建築は許可を得るための「開発行為」が難しいです。

安く購入できてもこの開発行為がうまく行かず、建築許可が得られない可能性が高いです。

特に高台は難しいですね。開発行為をしても建築を行うための結果にならないかもしれません。

土地を契約、購入する前にその土地で「ボーリング調査」をする許可を得られればいろいろ判断できるかもしれません。

ボーリング調査を売主に負担していただくことは難しいので、購入者がその費用の20万円超の費用を結果がどうであれ負担する必要があります。

出来れば国道付近の木野西通18丁目を購入できれば、という感じです。

市街化区域なら下水道管があるのが期待できますが、

都市計画区域外などでは敷地から引けるところに下水道管が無い場合もあります。

その場合は

浄化槽

雑排水(キッチンやお風呂などの排水)は浸透桝

汚水(トイレなど)は汲取り

といった方法が考えられます。

井戸水を利用しているところが近い場合は浸透桝が許可されない可能性もあります。

事前の不動産業者や役場の水道、下水道の部署に確認することが必要です。

都市計画法で定められている、「都市計画区域外」は注意すべき点がいろいろあります。

まず、建築=生活するための様々なインフラ(水道、下水道、道路、場所によっては電気も)ない場合があり、事前の確認が必要です。また、日常生活で不可欠な施設なども遠かったりします。

逆に法律の規制が少ない、あるいは少ないので有利な点もあります。

例えば、「接道義務」といったものが不要な場合もあります。

最大の問題は金融機関の融資が利用できない場合もあります。そこが一番問題かもしれません。

検討する時に各行政への相談、確認は必須だと思います。

中札内村や上士幌町など、市街地に見えるけど都市計画区域外という町村もあります。

インフラがそろっていて、都市計画法の制限がない場所が見つかるとらっきーかもしれませんが、

規制もあったりするので要注意です。