2008年1月24日(木)
ローソク
降ってますね~
どれくらい積もるのでしょう?
確か昭和42年頃だったろうか
もう朝なのに夜のような暗さはまるで皆既日食のようだった
前日から降り続いた雪が
当時住んでいた平屋の住宅の屋根まで積もってしまったのだ
我が家はスッポリと雪の中に埋まってしまった
当然玄関のドアなんて開くはずもない
父は台所の窓からトンネルを掘って地上に抜け出し
玄関まで長いトンネルを掘って、ようやく家族は外に出る事が出来た
当時は大雪になるとよく停電になった
そして停電といえばローソクの明かりを頼りにすることもしばしばあった
その日も停電が復旧する見込みがなく
夜はローソクの頼りない灯りをあてにするしかなかった
その日の夕食は暗くても食べられるようにと母が考え
日中から揚げを煮込んで「おいなりさん」を作った
夜が来て、ローソクの火を灯し
家族4人で「おいなりさん」の食事が始まった
ライフラインが麻痺しているというのに、俺はなぜか嬉しかった
その夜、父と母はいつもより優しかった
「おいなりさん」も美味しかったけれど
俺はローソクの灯りにとてもワクワクしていた
あれからローソクの灯が好きになったのかな…
今朝の雪と昨夜立ち寄った実家の食卓に
あの頃のまんまの「おいなりさん」が並んでいたので
思い出してちょっと書いてみた
どれくらい積もるのでしょう?
確か昭和42年頃だったろうか
もう朝なのに夜のような暗さはまるで皆既日食のようだった
前日から降り続いた雪が
当時住んでいた平屋の住宅の屋根まで積もってしまったのだ
我が家はスッポリと雪の中に埋まってしまった
当然玄関のドアなんて開くはずもない
父は台所の窓からトンネルを掘って地上に抜け出し
玄関まで長いトンネルを掘って、ようやく家族は外に出る事が出来た
当時は大雪になるとよく停電になった
そして停電といえばローソクの明かりを頼りにすることもしばしばあった
その日も停電が復旧する見込みがなく
夜はローソクの頼りない灯りをあてにするしかなかった
その日の夕食は暗くても食べられるようにと母が考え
日中から揚げを煮込んで「おいなりさん」を作った
夜が来て、ローソクの火を灯し
家族4人で「おいなりさん」の食事が始まった
ライフラインが麻痺しているというのに、俺はなぜか嬉しかった
その夜、父と母はいつもより優しかった
「おいなりさん」も美味しかったけれど
俺はローソクの灯りにとてもワクワクしていた
あれからローソクの灯が好きになったのかな…
今朝の雪と昨夜立ち寄った実家の食卓に
あの頃のまんまの「おいなりさん」が並んでいたので
思い出してちょっと書いてみた
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