2016108(土)

ブランド


これまでも何度か触れてまいりましたが
十勝という土地は本当に食材に恵まれています。

それは食糧自給率1300%といった数字や
”フードバレーとかち”のようなスローガンとしてではなく
この土地で暮らしている者の実感として
食材に恵まれているのだという確信を持っています。

ここで飲食店をやっていくのであれば
特にこだわらなくても、美味しさとコストを考えれば
ほぼ必然的に十勝の食材を使うことになります。

野菜だけではなく、肉についてもそうです。

当店で使う鶏肉は、帯広のお隣、中札内村で生産される
「中札内田舎鶏」という銘柄鶏になっています。

画像


全国津々浦々に鶏肉のブランドというものがありますが
全国食鳥協会外部リンクというところが監修している
地鶏銘柄ガイドにも掲載されている鶏肉です。

(北海道から順に南下する形で紹介されているので
リンクに飛ぶと一番最初に目に入ります)

ところが先日の台風による水害で
中札内田舎鶏を飼育している小屋が浸水し
鶏が甚大な被害を受けたということで
しばらく仕入れられない状況になりました。

やむなく同じ銘柄鶏の中で
伊達鶏という鶏肉を仕入れて使いました。

もちろんこれもとても美味しい鶏肉で
私レベルの味覚では明確には違いが判らないのですが
やはり十勝で飲食店を営むのであれば
フードマイレージや仕入れやすさということを考えても
中札内の田舎鶏を使いたいと思っています。

何かをブランド化して、それが価値のあるものとして
周囲の評価を得られるように至るまでには
並々ならぬ努力が必要になります。
自称しただけでは認められませんから。

餌、飼育状況、広告や宣伝など
考えるべきことはたくさんあるでしょう。
価値があると言われれば言われるほど
偽物対策というものも必要になるでしょう。

中札内田舎鶏使用と称して
格安の中国産の鶏肉を使っている業者、なんてのも
場合によっては出てくるかもしれません。

お店の信用というのはとても大切なものですが
ばれなければいいと開き直ってしまうケースもあるのかもしれません。
というか、食品偽装や産地偽装の大半は
そういった動機なのではないかと思います。

本当は違うのに偽称する、
本当は割安ではないのに割安だと詐称する、
そんな例はたくさんあるのかもしれません。

個人的にはもう少し厳罰化しても良いのでは、と思いますが
飲食店は提供者であると同時に消費者でもありますから
価格のみにとらわれずに、
きちんと食材について勉強していかないといけませんね。

本日のメインに使っている鶏肉ももちろん中札内田舎鶏です。
グリルしたてのパリッとした食感とにじみ出てくる旨味は、
自信を持ってお勧めできる美味しさです。

どうぞお試しください。






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