201988(木)

生きることは


今日の北日本新聞にこんなニュースが掲載されていました。



「喜んで逝った」信じる   県内、救急隊に蘇生中止要請外部リンク



自分の最期をどう迎えるか、というのは

誰しも思うことでしょう。



ピンピンコロリ、などという言葉もありますが、

みながみな、そういう最期を迎えられるわけではありません。



遺される配偶者や家族に

なるべく負担をかけたくないと望まれる方も

とても多くいらっしゃることかと思います。



ですが医師には治療をする義務というものがあります。

本人の意思がはっきりしない場合には

たとえどのような形にせよ

延命措置を採らざるを得ない、というケースは当然あります。



リンクのニュースの場合には

生前からの明確な意思=リビングウィルがあり、

それを担当医がきちんと把握してくださっていたおかげで

ご遺族にとって後悔のない見送り方ができたとのことです。



しかしながら、その明確な意思というのが

口頭ではなかなか伝わらないということがあります。



どこまでを自分が望み、

どこからは望まないということについて

それぞれの意思を明確にしておくことも

いわゆる「終活」のひとつと言えるでしょう。



どう生きるか、ということとどう死ぬか、ということは

正反対のように見えて実は一体不可分なのかもしれません。



私の両親も、その思いから

リビングウィルを最近書面にしました。



権利や意思に関する書面の作成は行政書士の業務の一つですが

行政書士としてそれを手伝えたことを

ひそかに嬉しく思ったりしております。



遺される方の心身の負担をできるだけ軽くしてやりたい、

懸命に治療に当たってくれた医療関係者が

治療の義務と意思の尊重の狭間で苦しまないようにしてほしい、

リビングウィルはそのための書面でもあります。



人生の最期における自分の希望を

できるだけ明確にしておきたい、

リビングウィルのお手伝いを当事務所が誠心誠意お手伝いします。






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