2016年6月5日(日)
方角
旧ブログ×498
十勝に来て、しばらくの間違和感を感じていたことがあります。
道や場所を尋ねられて答える時に
方角で教えるケースが多い、ということです。
「駅から国道236号を南にずっと下がって
○○が見えてきたら右折して東に行く」
というような感じです。
あるいはオードブルの配達などで
「東○線○番に家が2軒あるからその東側の方の家に届けて」
などというご指示をいただくこともあります。
今まで方角というものを意識して生活したことがなかったので
最初は少し戸惑いました。
東京ではそういう場合はだいたいランドマークで説明する感じです。
「山手通りから靖国通りを新宿方面に行って、新宿の大ガードくぐったら左」
みたいな感じになるでしょう。
といっても、現代はスマートフォンという文明の利器がありますので
内蔵されたコンパスを使えばいいだけなのですが。
これは都市計画自体にも原因があるでしょう。
東京の道路は環状線と放射線でできているからです。
同心円状に道路計画が作られているということになります。
環八、環七、環六(山手通り)、環五(明治通り)と環状線があって
それを昭和通りや靖国通りといった各方向に放射線が通るわけです。
環状線ですと方角はその都度変化しますから
方角ではなかなか教えにくいということになります。
その代わりに、ランドマークになるような
地名や建物が多いということになるでしょうか。
なんといっても2kmごとに駅があるわけですから。
ただ、それだけでなく、
十勝の生活には方角が密接に関係しているのもある気がします。
それこそ家の玄関をどの方角に向けて設けるか、でさえ
冬の雪などを十分考慮して決めないといけないわけです。
当店の入り口も北向きですので
やはり冬場の雪の吹き溜まりには苦労しますし
どの方角から風が吹くか、ということが
日々の生活に大きく影響しているように思います。
ただ、慣れてしまえば分かりやすいのは方角ではあります。
都市計画が碁盤状になされているのは
そういう意味では非常に合理的です。
コンパスなどがなくても
太陽や星座でだいたいの方角も分かります。
私は最初はいちいち頭の中で考えていたのですが
だんだん慣れてきて、すぐに東西南北が分かるようになりました。
ちなみに当店の場所はところどころに看板もありますが、
帯広から中札内方面に南に下って
大正町で東に向かって糠内方面にひたすら直進、です。
本日も11時より皆様のお越しをお待ちしております。
道や場所を尋ねられて答える時に
方角で教えるケースが多い、ということです。
「駅から国道236号を南にずっと下がって
○○が見えてきたら右折して東に行く」
というような感じです。
あるいはオードブルの配達などで
「東○線○番に家が2軒あるからその東側の方の家に届けて」
などというご指示をいただくこともあります。
今まで方角というものを意識して生活したことがなかったので
最初は少し戸惑いました。
東京ではそういう場合はだいたいランドマークで説明する感じです。
「山手通りから靖国通りを新宿方面に行って、新宿の大ガードくぐったら左」
みたいな感じになるでしょう。
といっても、現代はスマートフォンという文明の利器がありますので
内蔵されたコンパスを使えばいいだけなのですが。
これは都市計画自体にも原因があるでしょう。
東京の道路は環状線と放射線でできているからです。
同心円状に道路計画が作られているということになります。
環八、環七、環六(山手通り)、環五(明治通り)と環状線があって
それを昭和通りや靖国通りといった各方向に放射線が通るわけです。
環状線ですと方角はその都度変化しますから
方角ではなかなか教えにくいということになります。
その代わりに、ランドマークになるような
地名や建物が多いということになるでしょうか。
なんといっても2kmごとに駅があるわけですから。
ただ、それだけでなく、
十勝の生活には方角が密接に関係しているのもある気がします。
それこそ家の玄関をどの方角に向けて設けるか、でさえ
冬の雪などを十分考慮して決めないといけないわけです。
当店の入り口も北向きですので
やはり冬場の雪の吹き溜まりには苦労しますし
どの方角から風が吹くか、ということが
日々の生活に大きく影響しているように思います。
ただ、慣れてしまえば分かりやすいのは方角ではあります。
都市計画が碁盤状になされているのは
そういう意味では非常に合理的です。
コンパスなどがなくても
太陽や星座でだいたいの方角も分かります。
私は最初はいちいち頭の中で考えていたのですが
だんだん慣れてきて、すぐに東西南北が分かるようになりました。
ちなみに当店の場所はところどころに看板もありますが、
帯広から中札内方面に南に下って
大正町で東に向かって糠内方面にひたすら直進、です。
本日も11時より皆様のお越しをお待ちしております。
2016年6月3日(金)
赤丸
旧ブログ×498
6月1日が水曜でしたので
当店の6月の営業は今日からということになります。
ゴールデンウィークですとまだ少し寒いですが
北海道の6月から7月は梅雨もなく本当に過ごしやすいので
友人などには観光に来るならこの時期がいいよと言っているのですが
土日の2日間だけだと北海道にまではなかなか行けないと言われます。
7月に海の日、8月に山の日が出来たので
1年の中で唯一6月だけが休祝日がない月ということになります。
非常に不公平だと思うので
河の日でも風の日でも雲の日でも何の名目でも構わないので
是非6月にも祝日を設けてもらいたいところです。
少なくとも、もう1,2日くらい祝日があっても
世の中に大きな不都合はないのではないかと思いますし
首都圏が入梅する6月後半くらいに3連休があれば
北海道にとっては観光客がぐぐっと増えるのではないでしょうか。
とは言え、私が子供のころは
海の日もなければ山の日もなく
ゴールデンウィークも5月4日は休日ではありませんでした。
もちろん昭和の話ですので12月23日も祝日ではありませんでしたから
カレンダーの赤丸がずいぶん増えているのは間違いないのですが。
ともあれ北海道で一番良い季節になりつつあります。
私どもも頑張って美味しいものを作ってまいります。
皆様のお越しをお待ちしております。
当店の6月の営業は今日からということになります。
ゴールデンウィークですとまだ少し寒いですが
北海道の6月から7月は梅雨もなく本当に過ごしやすいので
友人などには観光に来るならこの時期がいいよと言っているのですが
土日の2日間だけだと北海道にまではなかなか行けないと言われます。
7月に海の日、8月に山の日が出来たので
1年の中で唯一6月だけが休祝日がない月ということになります。
非常に不公平だと思うので
河の日でも風の日でも雲の日でも何の名目でも構わないので
是非6月にも祝日を設けてもらいたいところです。
少なくとも、もう1,2日くらい祝日があっても
世の中に大きな不都合はないのではないかと思いますし
首都圏が入梅する6月後半くらいに3連休があれば
北海道にとっては観光客がぐぐっと増えるのではないでしょうか。
とは言え、私が子供のころは
海の日もなければ山の日もなく
ゴールデンウィークも5月4日は休日ではありませんでした。
もちろん昭和の話ですので12月23日も祝日ではありませんでしたから
カレンダーの赤丸がずいぶん増えているのは間違いないのですが。
ともあれ北海道で一番良い季節になりつつあります。
私どもも頑張って美味しいものを作ってまいります。
皆様のお越しをお待ちしております。
2016年5月30日(月)
朧月夜
旧ブログ×498

先日、車で走っていた時に出会った風景です。
少し陽が傾きかけた山あいに
突然現れた鮮やかな黄色。
思わず車を停めて写真を撮ってしまいました。
”菜の花畠に、入日薄れ
見わたす山の端、霞深し
春風そよ吹く、空を見れば
夕月かかりて、匂ひ淡し
里わの火影も、森の色も
田中の小路を辿る人も
蛙の鳴く音も、鐘の音も
さながら霞める 朧月夜”
言わずと知れた名曲「朧月夜」です。
国語学者の金田一春彦先生は
語彙や表現について、
こう仰っていたように記憶しています。
「一生のうち、一度も使うことが無いように思える言葉や表現を
どれだけ心のうちに留めておけるかが
その人の言語生活をひいては人生を豊かにする」
難しい言葉や表現でなくても
どこかで見た言葉を心に留めておけば
いつか偶然にでも、
その言葉や表現が最も当てはまる瞬間があるかもしれない
その時に、その言葉や表現が瑞々しい生命を持って
その人の心に生きていくことになる
そんな意味合いで述べられた言葉だったと思います。
菜の花畠を通り過ぎて
少しずつ暗くなっていく空に
朧気にかかる月。
ああ、あの歌はこういうことだったんだなと
その歌詞の響きがストンと腑に落ちてくる感じがしました。
北海道の春は遅く、そして駆け足で通り過ぎますが
それでも四季の移ろいはどこよりも鮮やかです。
都会にはないその四季を
これからまた味わえるといいなと
そう思うと、送迎であちこち出かけるのもまた楽しくなります。
よし、店長にドライブさせてやろうかという方がおられましたら
送迎付きディナープランもご利用ください。
何だ、ちょっと真面目なことを書いてるかと思ったら結局宣伝か、
というのはこの際笑って読み流していただけると幸いです。
少し陽が傾きかけた山あいに
突然現れた鮮やかな黄色。
思わず車を停めて写真を撮ってしまいました。
”菜の花畠に、入日薄れ
見わたす山の端、霞深し
春風そよ吹く、空を見れば
夕月かかりて、匂ひ淡し
里わの火影も、森の色も
田中の小路を辿る人も
蛙の鳴く音も、鐘の音も
さながら霞める 朧月夜”
言わずと知れた名曲「朧月夜」です。
国語学者の金田一春彦先生は
語彙や表現について、
こう仰っていたように記憶しています。
「一生のうち、一度も使うことが無いように思える言葉や表現を
どれだけ心のうちに留めておけるかが
その人の言語生活をひいては人生を豊かにする」
難しい言葉や表現でなくても
どこかで見た言葉を心に留めておけば
いつか偶然にでも、
その言葉や表現が最も当てはまる瞬間があるかもしれない
その時に、その言葉や表現が瑞々しい生命を持って
その人の心に生きていくことになる
そんな意味合いで述べられた言葉だったと思います。
菜の花畠を通り過ぎて
少しずつ暗くなっていく空に
朧気にかかる月。
ああ、あの歌はこういうことだったんだなと
その歌詞の響きがストンと腑に落ちてくる感じがしました。
北海道の春は遅く、そして駆け足で通り過ぎますが
それでも四季の移ろいはどこよりも鮮やかです。
都会にはないその四季を
これからまた味わえるといいなと
そう思うと、送迎であちこち出かけるのもまた楽しくなります。
よし、店長にドライブさせてやろうかという方がおられましたら
送迎付きディナープランもご利用ください。
何だ、ちょっと真面目なことを書いてるかと思ったら結局宣伝か、
というのはこの際笑って読み流していただけると幸いです。
2016年5月29日(日)
本日のご案内状況について
2016年5月28日(土)
朝採れ
旧ブログ×498

以前も書きましたが、当店で日々使うお野菜は
大部分が当店周辺の農家さんから仕入れさせていただいています。
農家さんが持ってきてくださることもありますし
作業で手が離せない時などは
○○が食べごろになっているから取りにおいでと
教えてくださいますのでちゃちゃっと伺って
仕入れて帰ってきます。
朝採れたお野菜をその日の昼にお出しできる、
この幸せは十勝だけだなといつも思います。
採集→出荷→運送→卸売り→小売→調理
東京で通常行われているこのサイクルが
この以平の丘だと
採集→調理
で済むわけです。
もちろん運送もそのプロセスにはあるのですが、
車で5分もかからない所からですから
ほとんど無視できることになるわけですね。
青物は鮮度が大きく味に影響しますから
大幅に省略されたプロセスのおかげで
2~3日くらい早い段階で調理できます。
この週末使うお野菜も朝採れたものです。
小松菜、ほうれん草、ター菜、いろいろ仕入れてまいりました。
何にどう使うかはまだわかりませんが
是非お召し上がりください。
また、今日からソフトクリームのスタンプラリーも開始です。
週末は混雑が予想され、
その場合はお待たせすることもあるかとは思いますが
どうぞご了承ください。
大部分が当店周辺の農家さんから仕入れさせていただいています。
農家さんが持ってきてくださることもありますし
作業で手が離せない時などは
○○が食べごろになっているから取りにおいでと
教えてくださいますのでちゃちゃっと伺って
仕入れて帰ってきます。
朝採れたお野菜をその日の昼にお出しできる、
この幸せは十勝だけだなといつも思います。
採集→出荷→運送→卸売り→小売→調理
東京で通常行われているこのサイクルが
この以平の丘だと
採集→調理
で済むわけです。
もちろん運送もそのプロセスにはあるのですが、
車で5分もかからない所からですから
ほとんど無視できることになるわけですね。
青物は鮮度が大きく味に影響しますから
大幅に省略されたプロセスのおかげで
2~3日くらい早い段階で調理できます。
この週末使うお野菜も朝採れたものです。
小松菜、ほうれん草、ター菜、いろいろ仕入れてまいりました。
何にどう使うかはまだわかりませんが
是非お召し上がりください。
また、今日からソフトクリームのスタンプラリーも開始です。
週末は混雑が予想され、
その場合はお待たせすることもあるかとは思いますが
どうぞご了承ください。